湘南陽光電しゃ館 神仏と自然館+精進落としと飯 -2ページ目

湘南陽光電しゃ館 神仏と自然館+精進落としと飯

ヤフーブログから引っ越してきました!。
鉄道館とは別に、神さま仏さまの居られる景色、
花/木、そしてその場所の空気感をお伝えいたしたく、
撮影した写真を掲載しています。
そして、お詣りの後は精進落としを。
「気」がピュアのままだと、疲れちゃいますからね!。

かねてより初参りは懸案でございましたが、このコロナ禍で伸び伸びとなっておりましてね。

やっと昨17日に、身延山のお上人さまへのご挨拶にお伺いいたして参りました。

偶然、同行人が同日、小松美羽さんのライブが開催されると言う記事を見つけまして「 どうしても見てみたい!」と言うものですから、小生もライブと言うものは始めてでしたので、興味津々で出向きましたです。

ライブ自体は10時からでございましたが、土曜日でもあり斜行エレベータ下の駐車場の混雑を見越して8時には現地へ到着。

ですが、コレは取り越し苦労・・・。

あいにくの雨模様でございましたが、ライブは決行とのこと。

後を見越して早々に「ご開帳」の申し込みを報恩閣にて申し込み、同行人を案内しつつ堂宇を一通り巡りまして、一息ついておりますと会場に関係者の方々やプレスの方、ライブ配信作業に従事される方々が集まり始め、そうこうするうちに10時少し前、今回のライブのメインペインターであられる小松美羽さんが登場。

10時きっかりに大本堂に上堂なされた久遠寺僧侶の方々の読経が始まると共にライブが開始されました。

作画なされる前の美羽さんの静謐で凜とした後ろ姿。

会場には読経が朗々と重奏するほかは、ギャラリーには咳きすらありません。

作画が始まりますと、すぐに作品のキャンバスとなる画板上へご自身のイメージを塗り込む力強いアクションが開始されます。

そのうち、描画が熱を帯びてきますと、あらかじめセッティングされた絵の具を拾い、キャップを手で開ける間も惜しくなったかのように、描着の懐いっぱいに絵の具を抱え、口で開封されて描画なされはじめました。

テンションがMAXに近づいてきたのか、使い終わった絵の具チューブが投げ捨てられるたびに、画板に正対する小松さんの動きが明確に自身の意思を持った動きから、何かに突き動かされているような、一種操り人形のような動きへと変化が生じました。

一瞬垣間見える表情もなにか意識の飛んでしまったような「虚ろ」な感じをうけました。

描着はこの時点で、すでに飛び散った絵の具に塗れていますが、この描着に付着した色彩や投げ捨てられた絵の具のチューブの散らばり具合、さらに美羽さん本人の動きさえも、描画の一パーツと思えるような不思議な感覚がステージ全体に漂っていることに気づきました。

そして作画も終盤に近づきます。

三枚の丸い画板には、いつの間にか「三頭の龍」が姿を現していました。

それら三頭の龍に美羽さんの手になる絵の具によって、直接、次々と表情が描き出されて行きます。

最後の一連のアクションで、龍特有の髭や鋭い爪が描き加えられ、画竜点睛となる神眼に色が施されると作画は終了。

ライブに引き込まれて、撮影に夢中になるうちに何時しか耳から消えてうせていた、僧侶の方々の唱える読経の重奏がやがて耳に戻って来て間もなくそれらが終わりを迎えると、美羽さんも描き終えた画板のイメージを俯瞰なさるように動きを止め、やがて、ゆっくりと胡座なされて自らが紡ぎ出した「作品」に魂を込めるように、静かに合掌なさいました。

ライブの終了イベントのあと、インタビューを受ける美羽さんの足下です。

ライビング、の証である投げ捨てられた絵の具チューブが散らばる中、描着そのものにも多彩な色彩が施され、裸足の氏の両の足にはあの凄まじくアグレッシブでエネルギッシュに満ちた描画アクションの証かハッキリと残されていました。

円空さんの彫られた仏様のように、小松美羽さんの描かれた今回の「三頭の仏龍」は絵の具という彫り具で画板から「彫りあげられた」のではないか、と思えるほど立体感がありました。

一時間強という短時間ながら、見事に紡ぎ出された仏龍三体。

センターの龍頭に描かれた緋色は、身延山に宿る黒龍の迸るエネルギーか、この混乱の世に対する慈悲深い浄化のための祈りの発露か。

はたまた、コロナによって広漠とした旱天へ注がれようとする、黒龍の降らす慈雨か・・・。

※今回は全て、iphon12pro MAX、で撮影したものにレタッチを加えて掲載しました。なお、画像は動画からの切り出しではなく、全て単写での撮影です。

 

小松美羽さんオフィシャルサイト

 

昨日、帰宅いたしました!

予告通り、「アラハバキ依り代石の姿と誓いの青き貴花!?」の写真をUPさせていただきます。

この、「アテルイのかか様石?」は岩手県東和町にございます、丹内山神社さま境内にございます。

 

※どういうわけか、アースでは神社は確認できますが、この巨石は見当たりません。あれだけ大きな岩塊なのに・・・。

この案内図の一番上、胎内石、と書かれているのが「アラハバキの巨石」と古来より伝わる、物語のモチーフとなった「アラハバキ神=東の黒龍の依り代=アテルイ母様石」のモデルだと思われます。

ご覧のように丹内山神社は神仏混淆の色濃く残る昔ながらのお社で、10巻のキーマンとなられている坂上田村麻呂公とも縁の深い古いお社でございます。

こちらのお堂には観音様が居られまして、この段には地域信仰の神様や仏様の祠やお堂がたくさんございます。

さらに奥側上段に少し見えております丹塗りの板塀に囲まれた領域が神社領域となっておりまして、南部のお殿様が篤信なされた、あまり他では見られない丈高い屋根を持つ立派で大きなご社殿が建っておりまして、更にその社の直ぐ後ろ、背後の山の斜面にこの巨石がドン、と鎮座なされておられるのです。

ただ、先住民族である蝦夷が崇拝していたと言われる「フラハバキ神依り代石」と言い伝えられてきていることから、時の為政者からはあまり公にはならない方が都合がよかったのか、どうもこの丈高い大きなお社と境内を囲う丹塗りの板垣塀は、訪れる参拝者の視線を塞ぎ、この巨石を下から見えなくするための機能も持たされているように小生は感じました。

社殿背後に回ると巨石が圧倒的な大きさで視界に入ってまいります。

標準レンズでは入りきらないため、広角で狙いましたがそれでも横幅いっぱいになってしまうので、左右の歪みには目をつぶってフィッシュアイで撮影しました。

まずは正面、つまりお社の背後に向いている面です。

蝦夷の人々、アテルイさんやモレさんが崇めていた時代にはなかったと言われ「神様の御用人」最終巻にも記述されている、石の上にはなかった木が一本生えています。

巨石左側の隙間は手前の大石に被さるように置かれ?た寄り添い石板で、この隙間を左右の石に触らずに抜けられれば、子宝に恵まれると言う言い伝えがあるそうです。

触ってしまっても試験には合格するそうですから、小生もチャレンジしてみましたが向こう側の出口が変則で、引っかかって身動きできなくなっても救援が見込めないで断念しました。

裏に回るとこんな感じに石板が親石にまるで被せられるようになっています。

なにか、神代古代のドルメンのような感じにも見えます。

そして、親石の上に生えた木ですが、正面から見たとき以上の擬人的な大迫力な姿をしていまして、背後の山頂部にさらに少しだけ顔を出して見える大石やさらに宇宙へと続く天空を、まるでこの巨石を祭壇にして祭祀を司り崇める姿の古代のシャーマン!?のように見えてしまいまして、小生、少しの間、唖然としたまま呆けるように見とれてしまいましたです。

こんな巨大な石そのものに根を張って、更にかなりの大きさの木が倒れずに立ち続けているというのも、なにか言い知れない自然の力が働いているのでは、と感じてしまいます。

さて、巨石の周りで暫く写真を撮らせていただいたり、ボウッとしたりしておりましたら、「そうだ!誓いの青い貴花!!」と思いつきました。

この場所へ来る途中、平泉の中尊寺でも目にした青い可憐な特徴的な花が、社を取り囲む丹塗りの板垣周りにも咲いているのには気づいたのですが、どうもなんとなく作中の「アラハバキの青い花」とは違うような気がします。

他にないかと目を懲らして辺りを探しましたら、まるで斜面の落ち葉に紛れるように咲いている「青い花」を見つけました。

何処に咲いているのかわからないですよね!。

ちょっとズーム。

勘の良い方はもう、分かったかも・・・。

さらにズームすると。

カタクリになんとなく似ていますがね。

このポイントだけですと、文中にある「咲き乱れる」とはなりませんのでパスなんですが、斜面をよくよく見ると、同じ葉っが至る所にありまして、何本かは蕾をつけていました。

これらが一斉に咲けば「大石の周りに咲き乱れる・・・」となりそうで、作者さんがイメージした「アラハバキ神への誓いの青い花」はコレだろうと、小生は勝手に納得してしまった次第です。

そして、前出のスマホから投稿した文書へと続いていきます。

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転居準備で岩手へ来ています。
たまたま、神様の御用人10最終刊が間に合いましたので、持って来ています。
母様のお導きかあの!アラハバキ依り代石と、なんと!!あの青き神聖花、と思しき青花を石のたもとで目にしました。

その感動を引きずったままでしたから、高速に乗った途端、猛烈にラストがきになってしまい、矢巾PAに車を突っ込んで、一気に読み終えてしまいました。

本→現場→読みのこり、のシチュエーションがお膳立てされすぎていて、もう何といえばよいのか・・・。

ラストにも母様の大石は重要なキーでしたから、読み進むにつれ、もう車の中で涙チョチョ切れでした。

田村麻呂さまとアテルイさま、モレさまが誓いを交わした蝦夷の人々にとっての最神聖な地と母様大石は山々を分け入った奥深い杜の中に、今でも確かに現存していました。

温かく、そして包み込まれるような優しい空気感に満たされて、とても穏やかな地でした。

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昨日、帰京の折、作中のメイン舞台の片方の塩竈神社へも寄ってこようと考えていたのですが、あいにくと仙台はコロナで危うい状態ですから断念しまして、30年来懸案でありました「三春の瀧桜」へと向かい、帰って参りました。

今年は湘南の桜開花/満開もなんだかまちまちで、いつもならソメイヨシノが順番として最初に開花してから山桜/花桃と続いていくのですが、小生の知っている限りでは山桜/花桃が一番早く咲き出して、暫くの間はソメイヨシノの開花どころかつぼみは膨らんではいたものの咲く気配なし。

ところが今週に入っていきなり、木全体のビンク感が増しどどどっといつの間にか七分咲きくらいまで咲いてしまいました。

ただ、満開まではまだ少しという印象ですが、名所と言われるようなスポットでは本当に満開になっているところもあるようです。

小生の桜標準木である近隣の幼稚園の桜も3/23にはまだこんな感じでした。

 

2021/03/23撮影 湘南藤沢、鵠沼幼稚園の桜

今朝(3/26)もちらっと見たのですが、やっと5分咲きくらいになったようでした。今週末も暖かく慈雨も降るとのことですから、来週初めには満開となると思います。