全出の江ノ電江ノ島駅からは江ノ電で鎌倉駅へ。
お昼前でしたのでMCで早お昼を食べて、浄智寺さまへはバスで出向きました。
最寄りバス停は「明月院前」、降りたお客さんは踏切を渡って明月院へ向かわれたみたいで、浄智寺さまへ参拝に来られた方は小生と老夫婦の3人のみ。
普段は車でお伺いいたすことが多いのでご門前は素通りなのですが、今日はご門前からじっくりとあじさいを眺めつつ撮影です。
山門と御池と甘露の井戸、ご門前の画です。
鎌倉十井、甘露の井戸にかかったガクアジサイのブルーが爽やか。
渡れないですけれど古の頃からの太鼓橋も良いアクセントであじさいとの取り合わせもなかなかです。
御池の水面には水草が・・、その間をアメンボが走りまわっていました。
拝観受付には今日は係の方が居られます。200円をお納めして境内に足を踏み入れます。今日は順路とは逆回りをしてみました。
まず目につくのが・・・。
合歓の木の花。モワッフワッっとした花が一杯!。
谷戸の奥、やぐらにおわされます「布袋さん」にご挨拶。ただ、結界の中には入れませんので、お腹も撫でられませんです。
布袋さんへの通路は檀家様の墓地です。失礼の無いように注意して通ります。東慶寺さまへ続いて行く山羽の緑陰がものすごく綺麗で一枚。
奥に見える卵塔※僧籍にあった方のお墓に多いです、は浄智寺ゆかりの方のお墓でしょうか。
沙羅の木?夏椿??、一輪だけで真っ白な花が咲いています。
本当の純白!。まっしろ~。。
御書院奥にも墓地がございます。オウム事件被害者の弁護士一家様のお墓もございます。
竹林と背の高い杉、大紅葉の木々のグリーンが目に沁みます。
山羽のあじさいは自生種でしょうか。色がピュアです!!。
雨景とはまた違った印象の御書院です。
呑華殿裏の観音さま、皆様気づかれずに通り過ぎてしまいます。
でも、とっても古い南北朝時代に造られた観音様です。
そのせいでしょうか、とっても落ち着いた静かなお顔をなさっています。ただ、居られる場所がこちら↓なので・・・。
今まで気づかれなされませんでした皆様には、今度はしっかりとご挨拶なされますように!。しゅっとしたお顔がお優しいですよ~。
呑華殿の正面に回りまして、本日は般若心経書を持参しておりませんので、ご真言とご念仏を唱えさせていただきましてご挨拶です。
「随分とよく来るの~」と三仏さまにお声かけされたような気も。
いろいろと雨天では撮れない構図を試し撮りさせていただきまして、辞去させていただきました。
参道外側からも、こんな印象的な撮影もできまして、大変、嬉しい梅雨の晴れ間の浄智寺さまでございました。
このあと、北鎌倉の駅まで歩いたのですが、東慶寺さま、の情報を少し書いておきます。
月内は閉門とのことでしたが、実は時短で開門なされております。
ですがこの時世ですので観光とは無縁、ご本尊さまへの参拝主体とのことで入山料は無料です。
従って「花の寺」としてのいつもの華やかさはございません。
それと、ご本堂の御門と垣根が無くなっておりましてビックリ。
本堂へ気軽に上がらせていただけるようになりまして、ご本尊さまとゆっくり心行くまで正対させていただけます。
今まであまりしっかりとご対面させていただいたことがありませんでしたから、わかりませんでしたが、何となく釈迦如来さま、寂しそうなお顔が印象的でございました。何故だろう・・・?。
仏様の御心を痛められる事象が今の世でも減らず、むしろ増え続けていることに悲しんでおられるのか、ここのところ続いている天変地異での被災者の方々の増加を嘆かれておられるのか・・。
ご本堂に上がらせていただくと、外陣に腰掛が設えられておりまして、お庭もゆっくり拝見できるようになっています。
お寺様のご案内に、まず仏様に会いにいらしてくださいませ、とのことでしたので今回、写真は控えさせていただきました。
ただ、ご門前のあじさい群は通年通り、今が満開で実に見事で見ごたえがありますし画になります。境内のあじさいもそろそろ終わりに近いですが、綺麗です。
残念ながら、菖蒲田はございませんし、この時期名物の「イワタバコ」はお終い。「イワガラミ」は本堂裏とは別の場所に名残が見られるだけでございます。
参拝者の方々がピュアな信仰心からお詣りになられれば、ご本尊様もニッコリされるかと思いますので、そろそろ仏様にお会いに行かれてみてはいかがでしょうかね。お終い。