雨あじさいと6月緑、の特集を始めてすぐにこの天気。
今日の湘南はあまりはっきりしませんですが、まあ、お天気でした。
なので、先日告知しました長谷あじさい3大新名所、となるであろう場所をご紹介いたします。
長谷観音さまの山羽続きに鎌倉権五郎景政(かまくらごんごろうかげまさ)さまをご祭神となさいますお社、御霊神社です。
2020/06/09撮影 鎌倉長谷 御霊神社境内
景政さまは源頼朝公、三代前の源義家公に仕え、後三年の役で右目を矢で射抜かれながらも大きな武功を上げ鎌倉武士の鏡、と称された「もののふ」でございます。
ひょっとすると、後三年の役では小生のご先祖様と共に轡を並べて戦った戦友だったかもしれません。
その景政さまが神様として居られるお社の背後は急峻な崖となっておりますが、そこにここ数年、あじさいが地元の方々の手によって植え増やされ、大切に育てられております。
年々株が大きくなって、今年はかなり見ごたえがある景色となりました。
崖は崩落防止ネットが張られておりまして、今一つ見栄えが良くないのですが、株が見上げるほどに大きくなりまして、あまり気にならなくなってきました。
さらにお社の向かって右脇には、地元の神様方がお祭りされておられまして、こちらのあじさいもなかなか、見ごたえのある花でございます。
どうです?、なかなか見ごたえのある「あじさい」でしょ。
撮影した9日はまだ、蕾※花愕、が開き始めて間もなくで、愕が開ききっていないので萎れたように見えますが、この愕が伸び切るといつもの「あじさい」の花となります。
今日は撮影からちょうど一週間たっていますから、昨日雨もたっぷり降りましたので、ちょうど一番活きのよい「花」が見られるのではと思います。
長谷二大あじさいポイントの成就院さまですが、一昨年、法面改修工事が終了して、あじさい&由比ガ浜ショット復活!、と喜ばれた方々も多いと思いますが、残念ながら今年は↓。
株の育成保護と言うことで、西東結界とも花芽を全て刈り取り済↑で、一輪も咲いておりませんし、多分、9割方もう咲かないでしょう。
なので、長谷大観音さまのあじさいをご覧になった方は、5~6分ほど歩かれて、御霊神社さまへ行かれることをお勧めします。
素朴ではありますが、その分、自然な雰囲気が感じられて「お庭あじさい」を見慣れられた目には、昔の普段着のあじさい、を思い出されるかもしれません。
ただ、あくまでもお社の鎮座なさいますご境内ですから、写真撮影の前にお社で神様にご挨拶なされてから、ゆっくり御覧になられることをお勧めします。
景政神様はその御武功から眼病平癒、除災招福にご利益が強く、人間であられた頃の神様がお持ちでおられた旺盛な精神力を、厳しく強い励ましという形で、なにかしらの初志の貫徹を祈る現代人の参拝者の方々へ頂戴できると思います。