初午祭には残念ながら距離の関係でお伺いできずにおりました、いつも、大変お世話をいただいております笠間の大神さまと、小生にとって今年は大変重要な始まりの年と言うことで、これからの人生の新たな一歩を踏み出すため「鹿島立ち」、すなわち、道開きの大神さまとしてつとに有名な鹿島大神さまへ参拝に伺わさせていただきました。
白笹のお稲荷さまに、出向くなら二の午に出かければ良いのでは、とポスターで御啓示いただいておりましたので、笠間の大神さまへは当初から今年は二の午の日にお伺いいたすことに決めておりました。
特に今年は2/21金曜日が「二の午」に当たっておりましたので、公休日と重なっていて大変ありがたかったです。
笠間ですと流石に前日前乗りするほどの距離ではありませんので、当日2時半に自宅を出発、高速の深夜早朝割引にうまく引っかかるようにスタートしました。
首都高/常磐道は至極順調で5時前には友部JC手前の友部SAに到着してしまいました。多分、笠間稲荷さまの朝のご祈祷初回は8時頃からと予測しまして、ならと2時間ほどSAで仮眠、7時に目覚めてSAで開いたばかりの食堂で「納豆朝食」※とても美味しかった!、を食し北関東道へ乗り入れ、一路お稲荷さまへ。
8時前には到着して門前の駐車場へ車を入れて、まだ、両側のお店も開いていない参道を写真を撮りつつ楼門から境内へと入らせていただきました。二の午なので朝から混雑しているのではと思い、朝一での参拝を企画したのでしたがちょっと拍子抜けでした。
祈祷申し込み受付へお伺いいたし、ご祈祷をお願いするために申込書を書こうとすると、「以前参拝されたことはございますか?」と聞かれましたので、ハイ、と申し上げますと巫女さんがキーボードをたたきPCで検索いただきまして、申込書は書かずに結構です、とのこと。
ご祈祷内容を申し上げましたら、8時のご祈祷ですので少々参拝者控え所でお待ちくださいと案内されました。ふと、時間を確認しますとちょうど7時55分!。
おお、なんというタイミングの良さ!!、しかも、行路の時間配分も仮眠時間まで戴くご配慮。とても偶然の賜物とは思えない流れでございます。
昨年、大神さまをお伺いいたしました時も、参拝前からものすご~く良くしていただきました記憶がございますので、大神さまのお気遣いに今更ながら感謝でございますとともに、とても有り難く嬉しかったです。
8時のご祈祷は朝のおつとめ?と重複いたしておりますので、ご祈祷前に行われますおつとめの様子もシッカリと体感させていただけました。
ご祈祷が終了しますと、笠間のお稲荷さまでは授与品を授かります前に、ご祈祷をお願いいたしました参拝者に漏れなく「なおらい」を受けさせていただけます。神さまのお食事のおすそ分けをいただけるのです。
参拝者控え所に一人一人用意されたお膳に用意された小皿の、寒天寄せ/するめ/豆の煮つけ、をいただき終わりますと「なおらい」が終わります。そのあと授与品をいただくことになります。ここで、特に笠間のお稲荷さまにご祈祷をお願い致します時に、とても嬉しゅうございますのは、ご祈祷授与品をお受けする時に「お稲荷さまの御姿、をお持ちになられますか」と聞かれます。小さなお軸に大神さまのお姿を写したもの、をご祈祷札とは別に頂戴することができるのです!。小生は前回の参拝時、頂戴いたしておりましたので、今回はご遠慮させていただきましたが、実は今年のお軸は赤色※昨年は青色、でして、ひょっとしたらいただいてきた方が良かったかな?と後で思いました。
授与品を頂戴し、控え所を出て改めて外にございます授与所で「御神札」をいただきました。今回も前回に引き続き、こんなにも大神さまの御心遣いを頂戴いたしてしまいしたら、これはもう、「御札」を頂戴いたして帰るしかないと感じましたので。
再度、拝殿へ参りまして大神様にしっかりと御礼申し上げ、境内でまた写真を撮影させていただいくことをお許し願い、お社を辞させていただきました。
ここでもう一つ、大神さまから有り難い「気づき」を頂戴いたしました。実は小生の田舎の屋敷神さまのお社の中にお狐さまの御像の他に馬の御像が入っておりまして、この御像ってこの地方※岩手県北地域、の習俗、例えば岩手では有名な馬の神様、なのかな?と勝手に想像いたしておりましたが、実は「馬」も「狐」とともにお稲荷さまの眷属であらせられる、と東門のところにありました解説版に記されておりました。この案内板が偶然目に入り、おお、そうか!それで・・・、と納得です。
本当に心底から笠間の大神さまは、お優しく、面倒見良く、慈しみ深い大神さま、と感じます。
お稲荷様は怖い神様、厳しい神様、という通説を信じて、何の根拠もない「怖れ」を抱いて遠ざかっていた小生の今までの概念の間違いを正し、誤った思いを根本から綺麗さっぱり無くして戴けたのは、この笠間の大神さまでございます。さらに田舎の屋敷神さまを再興/崇敬させていただかねばならない、という気持ちにさせていただいたきっかけも、実は笠間の大神さまからいただきました。
真摯に素直に神さまを信じること=古代の人々が抱いていた「神」さまへの親愛の情、人の世が時を重ねるにつれて個々人から、少しづつ失われていった純粋でピュアな心根、をできうる限り思い出すように努力して接すれば、神さまにとっては現代人も一人の人の子です。だから願掛けが適えられるものであれば、できうる限り「神様」は適えてくださる、なにより願掛けをしなくとも心地よく包み込んでいただける、と言うことを身をもって実感させていただける笠間のお稲荷さま参拝、小生の大好きな神さま詣での一つでございます。