北口本宮浅間神社の姫さまをお暇した後は、遅い昼食として、ここは一番、やはり名物の「吉田うどん」を食べていかねば、と思いまして、お社近くにある玉喜亭へ。
ここはかなりリーズナブルなお値段で美味しいお店で、小生はだいたい夏冬問わず、肉天うどんを頼みます。あと、駐車場が広いので助かりますです。
で、食後は高速で甲府南へ。この時期のこの時間、精進湖越えで「みたまの湯」への直行は、5年越しのつるつるスタッドレスではチョイと憚られましたのでね。
で、まずは絶対安全な中央道で大回りして「みたまの湯」へ到着。おりしも正月休み最後の日曜です。駐車場は満車に近かったです。でもお風呂はもう、東京へ皆さん向かった後なのか、比較的すいていていました。
入湯後は再度、中央道へ戻り、双葉SAで翌朝まで仮眠です。いゃ~寒かったこと寒かったこと、湯たんぽがほしかっです。ちなみに小生、SAでの仮眠時には、夏冬とも当然エンジンカットですから。翌朝、出発時エンジンをかけたときにラジオから今冬一番の冷え込みだったと言っていました。
さて、ぐっすりと眠りましたので出発。双葉SAの上りSAを仮眠場所にしたのは、中部横断道の静岡方面へ直に入れるからです。現在、2019/11月に下部温泉早川まで開通しており、残りの南部ICまで2020年度中に開通すれば、東名/新東名と中央道が直結されます。
全線開通すれば身延山までは最寄りの身延山ICから直行できますが、現在は下部温泉早川ICから、国道52号を走ります。この寒さですから、いつもの52号からの近道山道は凍結等でやばそうなので、今回は52号旧道の大門正面からお山に入りました。
一番奥で境内に斜行エレベータで直行できる、せいしん駐車場へいつもの通り車を入れたのが6時過ぎ。急いで、境内へと足を踏み入れますと、朝の御勤めが始まっております。今日は祖師堂での勤行のようです。
そっと入口の扉を開いて堂内の外陣で御勤めに参加させていただきます。しばらく続いたお勤めのあとは、担当僧侶様の朝の法話が始まります。
朝の清浄な空気の中で、楽しくためになる法話をお伺いするのは、前回に続き二度目でございます。先着のご家族さま一組にあとふた方に小生の6名で、ご法話をお伺いいたしました。ちなみに外陣の赤敷物の下にはホットカーペットが・・・。御心遣いにホッコリしました。
ご法話が終わりお坊様が退出なされますと、小生もその足で報恩閣へ出向き、前厄の厄払いご祈祷をお願い申し上げました。本当は奥の院へお伺いしてご祈祷をお願いいたしたかったのですが、この時期、ロープウェイは9時からの運行でして。報恩閣を辞しまして、あとは境内で写真を撮影させていただきました。
2020/01/06撮影 身延山久遠寺 朝の境内
実に清浄で清々しい空気でして、報恩閣のエントランスから撮影。
〃 報恩閣前 梅
久遠寺さまは春の枝垂れ桜が有名でございますが、この時期は千両の赤い実と梅の小さな花弁が新春を告げておられるかのようです。
〃 祖師堂
お堂群の中で一際煌びやかな祖師堂が朝日に照らされて、一層美しい姿です。
〃 五重塔
コントラストが強すぎて折角の朝の青空と塔の朱色がうまく撮影できませんので、代わりに授与所の正月飾りを入れて華やかさを+。
〃 菩提梯
小生、この菩提梯の287段の石段にいつも惹かれますです。四季折々の表情が楽しい大石段でございます。そうこうするうちに、時計の針はもう8時半、そろそろお暇をと思いまして境内を辞させていただきました。
この後は52号を富士川沿いにひたすら走り、ご先祖さまの故郷、南部町を過ぎて途中で富士川を渡り富士宮を目指します。小一時間で富士山本宮浅間神社へ到着。駐車場はすでに満車に近く・・・。車を入れて、まずは御手洗川+富士山の定番撮影を一枚。
2020/01/06撮影 富士宮 富士山本宮浅間神社 御手洗川
こちら側からの富士山は雄々しいお姿。識子さんによれば、ご祭神は北口本宮さまと同じコノハナサクヤヒメさまなのですが、男神さまの浅間大神さまがお出ましになったそうでございます。神様に性別は無く、人の子が思い描く姿がその者の信ずる神、だそうですから。
小生も平素、目に致しております富士山は、湘南からですから、どちらかと言うと優美な女性的なお姿ですので、姫神さまのつもりで信心させていただいております。
〃 楼門 お正月飾り
そういえば、6日は実質の仕事始めです。会社単位で今年の繁栄をお祈り成される方々で境内も人が多いです。隋神さまにご挨拶して境内に足を踏み入れます。
〃 境内、社とご神体富士山!
すぐにドンドンと巫女!?様の打ち鳴らす、力強い大太鼓の響きが。おー、正月から、なんと縁起の良い!!。
ちなみに楼門境内内からお社/楼閣とご神体を一緒に写せるのは、このポイントだけでございます~。桜の時期は枝と花の付き具合で隠れてしまわれるかも、です。
〃 本殿楼閣
ご祈祷も続いて行われておりましたので、チャッカリ陪席祈祷の御相伴をあずかれました~。少し拝殿脇で神主様の祝詞に耳を澄まして、東の脇門から隣接した湧玉の池へ向かいます。
〃 湧玉の池
水屋神社さまでこんこんと湧く富士山の御神水を頂戴して、池端のお稲荷様と弁天様へご挨拶。
池底の藻の緑と空の青さが際立って実に美しい色合いでございます。この池の湧出量は日に30万トン!!!、中型タンカー一隻分っす。
一通り御池を巡ってまた、境内に入れさせていただきまして、授与所で縁起物※お正月の富士山の絵馬っす。を頂戴して、お暇。
〃 楼門前 天皇陛下御歌※皇太子さま時代の御製です。
昨年、皇太子殿下時代に詠まれた御歌の大絵馬です。天皇さま即位への御心が垣間見える御歌でこざいますね。皇后さまの御歌もございましたが、参拝客の方がいらして撮影できませんでした。
お詣りも済んで参道を戻る道すがら、お別れ際にやはり今日の〆撮りはこれ↓しかないと思いましてね。
2020/01/06撮影 富士宮御手洗橋から富士山UP