諏訪大社秋宮さまを参拝して参りました。
中央道岡谷ICを下りて下道を道なりに下諏訪まで走ると、
行き着いたところが諏訪大社下社秋宮のお社です。
ですから、お訪ねの際に道に迷うことはまず無いと。
車を駐車場に駐めるとき、まず驚いたのが参拝者の多さです。
お昼時でかなり気温も上がり始めていたので、
人は多くは居られないと思っていましたら、
ひきも切らずに御参拝の方々がいらっしゃいます。
流石、武御名方神さまです。
まずは、手水で手と口をすすごうと柄杓をとると、
流れ出る水がなんと熱い!!。
2015/08/22撮影 諏訪大社秋宮 御神湯

それも、相当熱いので口や手をすすぐとき、ちょっと躊躇するほどです。
このポイントは奥山から続く竜脈の出口、竜穴に当たるそうで、
巷では下諏訪のパワースポットの一つだそうです。
何とか清めを終えて境内へと足を進めます。
最初に目に入るのは参道を2つに分けるように、
でんと真ん中にそびえ立つ大杉です。
〃 根入りの杉と神楽殿

夜半丑三つ時となると枝を下げていびきをかいて寝るという伝説があります。
この杉の小枝を頂いて帰ると子供の夜泣きが直る、
と昔からの言い伝えがあるとか・・。
頭を垂れて豪壮な神楽殿をしばし眺めつつ、
奥方に控える拝殿へと歩みを進めます。
これがまた、豪壮可憐な重厚な建物でその素晴らしさに圧倒されます。
〃 拝殿

そのさらに奥にある御神座に鎮座ましまして居られますご神体である神木を、
その豪壮さで厳重にお守りされているように感じました。
そして、その拝殿の四隅に古来からのよすがを伝える、
御柱が左右に二対四本そびえています。
〃 一の御柱

この樅の巨木を本宮前宮春宮秋宮併せて十六本を四年に一度新たに建て替えるため、
育てられていた御山から引き下ろすのが有名な諏訪の御柱祭りです。
ちなみにこの御柱となる樅は江戸時代に現代用に準備植え付けられたもので、
今後の御柱分は未来を見据えてすでに準備されているとのことで、
そのときに備えてすくすくと育ちつつあると言うことでした。
この御柱ですが信州の古社には諏訪大社の規模こそ違え、
大社と同じく今でも建てられているものを目にすることができます。
〃 来年(平成二十八年)の御柱祭りの告知

メディアその他でまた、あの勇壮なシーンが見られそうですね。
〃 名も無き境内の大木

御神域に生えているので何らかのいわれはあると思うのですが・・。
根張りと根回りからすると根入りの杉より樹齢はあるように思われます。
力強さと精力感はなかなかのものだと小生は感じました・・。
大社の御神紋は梶の木の葉だそうです。
その梶の木とは↓。
〃



帰りがけ、あれだけ人であふれていた境内に、
一瞬人の姿が見えなくなる時がありました。

静謐さを思い出させるような一瞬。再度、撮影させていただきました。
次回の諏訪訪問時はいつも社前を通り過ぎてしまってお詣りしかねている、
春宮と本宮前宮をお訪ねしようと思います。