前回に引き続き。
脳梗塞は、動脈の内腔があり途中でつまり、その先へ血流が流れなくなる病気です。
その動脈から血液の供給を受けている脳の部分が酸素不足に陥って死んでしまい、働きが低下したり失われたりします。脳梗塞は脳卒中の死因の６０％以上をしめているのです。
脳梗塞の発作は、突然、また少しずつ、・手足の片側まひが起こる、ろれつが回らなくなる、まっすぐ歩けなくなる、ぼんやりする、などの症状として現れます。
時期として、春先から梅雨にかけて、季節の変わり目に起こりやすく、中には本格的な発作の前に一時的な発作（一過性脳虚血発作・・後述）が起こることもあります。
脳梗塞の重大な警告サインなので見逃さないようにすることが大切になってきます。
「一過性脳虚血発作」～一時的に脳の血流が少なくなると、脳卒中に似た症状が現われます。２０～３０分以内少なくとも、１日いれたり以内で症状は治ります。
めまいがし、片側の手や足がしびれたり力がなくなったりすることや、急にろれつがまわらなくなる、言葉がでなくなる、片方の目が見えなくなるなどの症状が現われます。
脳梗塞は、血管のつまりによって、３つに分類されます。
「アテローム血栓症脳梗塞」「脳塞栓（心原性脳塞栓症」「ラクナ梗塞」などです。
この３つについては後日。
脳梗塞は、脳卒中の中で、命に関わることが比較的少ないものですが、運動障害や言語障害など
後遺症を残すことが多いため、高齢になったら注意が必要です。
原因や症状の現われ方はそれぞれタイプによって異なり、発作の状況やCTスキャンによってある程度判別できます。また必要に応じてMRI（磁気共鳴画像）や血管撮影の検査を行い症状を分析したるするのです。
TBSテレビ「はなまるマーケット」で紹介された、
最新64列マルチスライスＣＴによる脳ドック。早期発見の為に推薦します。
