箕面昆虫館の当番 | カメポンニュの足跡

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関西がホームグランドです。自転車や徒歩、自家用車であちらこちらを本能のままうろついています。

 10日は箕面昆虫館でのボランティア当番であった。いつものように少し早めに家を出て猪名川沿いに自転車を入らせる。途中でふと気になってリュックの中を確認する。

 ・・・無い・・・・・・無い・・・・・・

 忘れてはいけないと机の上に置いていたユニフォームと名札が見当たらない。リュックをひっくり返したが見つからない。もうすでに家から10kmほど走っている。時計を見つめる。「家に帰っても何とか間に合う。」という声が聞こえたのでUターンする。家に戻ると机の上にユニフォームが鎮座している。「あほな持ち主・・・。」と思っているのだろう。リュックに突っ込んで出発。向かい風がきつい。おまけに今日は16時間断食中である。なかなか厳しい。池田からは五月山のふもとを走る。登り坂が堪える。昼食はいつもの牛丼屋でいつもの納豆定食にする。全く変わり映えがしない。年を取ると変化を嫌うようになるのかもしれない。昼ご飯を書き込んで時間までに昆虫館に到着する。今日の人通りはまあまあの感じだ。

 事務所へ行くと今日の相方さんの所にバツがついている。何かの理由で欠席なのだろう。館の方と二人での対応となる。いつものヘラクレスオオカブトを取り出す。今日は背中が茶色になっている。初めて見る色だ。

 図鑑などはこの色で載っているが、私の感じとしては黒色の方がしっくりとくる。「カブトムシ=黒色」と刷り込まれているだろう。固定観念に縛られるのは老化の兆しである。リセットしよう。

 子供たちやそのご家族、外人さんなどが喜んで撫でてくれる。30分ほどで終了する。少し休憩してから放蝶園のバックヤードの説明に行く。二人なので私が飼育室の説明、館の方が幼虫や蛹のふれあい体験を担当する。これもスムーズに進む。高校生らしき男女のグループが来て幼虫は触れないが楽しそうな笑顔を見せてくれた。

 この日も無事に終えて帰路についた。子供だけでなくいろいろな年代の人がいい笑顔を見せてくれた。ほっこりとした気持ちになれる。