甲山森林公園の観察会 | カメポンニュの足跡

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関西がホームグランドです。自転車や徒歩、自家用車であちらこちらを本能のままうろついています。

 14日は甲山森林公園で自然観察会があった。老妻が珍しく「参加したい。」という。私は自転車で公園前の劇坂に挑戦しようと思っていたのだが行くというのなら仕方ない。車にする。朝から弁当の用意をして出発。駐車場がいっぱいだと困るので1時間前に到着する。時間があるので神呪寺に行く。よたよたと石段を登り境内に着く。

 ここからしばらく大阪平野の眺めを楽しむ。石段の下りでモミジが葉を散らさずにいた。

 オオモミジみたいだが葉が散らないのは少しおかしい。今日はこの後頼りになる人がたくさん来てくれる。そこではっきりとさせよう。

 集合時刻になり観察札会が始まる。私は会員班なので一番後ろからゆっくりと進む。ユリノキの実がなっている。

 ホルトノキ。これは葉を時間差で紅葉させる。オリーブのような実もなっている。

 この葉を丸めて虫が卵を産んでいるという。名前は忘れた。

 ここまではまだ公園の入り口である。時間通り進むのか担当者は心配げである。みくりが池では鳥の観察をする。いつものカメを探すが見つからない。大分探して今は冬だということに気が付いた。

 イヌザクラの冬芽。マリリンモンローの爪と言われているらしい。でも、この名前もだんだんと消えていくのだろう。

 高いところにラクウショウが実をつけている。木の下で実が落ちていないか探したが見つからなかった。

 この公園にイチゴノキがあることを初めて知った。寒いのに花をつけている。

 遅々として進まないので担当者が早く行くようにとせかす。しぶしぶ進むが前にはビジター班がいる。これを追い抜くことはできない。つまりこの遅れは我々の責任ではないということがはっきりした。安心して観察をする。結局15分遅れで昼食。昼食時間を20分に縮める。最初にクスノキの大木と思っていたものがクスノキではないという説明を聞く。これは見てもわからない。よく気づいたものだ。

 出発してすぐにアオゲラを発見。ここでまた足が止まる。

ロウバイとソシンロウバイを見てなかよし池へと向かう。私はロウバイとしか認識をしていなかった。

仲良し池は工事中で車の道から入る。入り口にはクロモジがたくさんの花芽をつけていた。

 帰りのバスの時刻があって担当班の人の焦りが伝わってくる。でも、いつものように皆さんは観察をする。私は老妻を待たせるとうるさいので前に行く。そして、ゴール。疲れ切ったばあさんを車に乗せて家路についた。全部を吸収するということは無理であるがそれなりに満足をしていたみたいである。