6日は久しぶりに六甲山記念碑台に行く。涼しくて天気がいいい。JR住吉駅を7時30分に出る。てくてく歩いて渦森台へ。ここから寒天山道を登る。今日は迷わずけわしい道を登ることにする。
やはり険しい。タオルを忘れてきたのでハンカチで汗をぬぐいながら登る。
今日はなかなか軽快に登ることができる。油こぶしとの合流を過ぎて進む。これは、アオダモかな?。「かな?」でも、名前が出るようになっただけ知識が増えてきたのだろう。自己満足に浸る。道路に出て下を見る。いい眺めだ。
ケーブル上駅から記念碑台へと歩く。面白い花が咲いている。
ぱっと見は2種類の花のようだが、真ん中が開いていっぱいビラビラが出るみたいだ。白いつるの花と言ったらちょっと遅いがセンニンソウか、ボタンヅルが頭に浮かぶ。この時点ではわからない。後でガイドハウスのKさんに聞いてボタンヅルと判明した。素晴らしい人だ。記念碑台には9時15分着。まだガイドハウスは開いていない。近くをぐるっと回る。
駐車場の奥にはアキグミが実をつけている。1つ口に入れる。甘みの中にちょっと渋みを感じた。
コアジサイが黄色く染まっている。何回も見ているはずだが、初めて見る。記憶力が悪いと毎年初めて見たと感動できるから人生の楽しみが増える。いいいことだ。
前回教えてもらったカヤランを探す。目印は覚えていたが肝心のものが見当たらない。ちょっと探して発見。こうして見つけられたらうれしい。
キクバヤクボクチの花やクロモジの黄葉を楽しむ。足元を見ると面白い実がある。これは何????
葉っぱの模様に見覚えがあるような、無いような…。しばらく考える。ヤマジノホトトギスだ。こんな実が付くんだ。
記念碑台に上がると芝生広場がイノシシによって畑化されていた。
ミーツアートを見に来て一仕事をしていったのだろう。これで畝でも作っていたら100点満点だ。
11時過ぎからKさんと近くの観察に行く。ノートを持っていて何やらびっしりとメモが書いてある。私はカメラだけ。全く姿勢が違う。赤い実がなっている。「コマユミ」と教えてくれる。マユミとコマユミの違いは何回も聞いているがすぐに忘れる。
白いもやもやがある。ボタンヅルの種だという。
これも何回も見ているはずだが初めてみた感動が沸き上がる。お得な性格だ。この横に花が咲いている。
この花は見たことがある。私の頭に残っているこの花は、記念碑台に着く前に見た奴だ。ここで来る時見た奴がボタンヅルと判明した。素晴らしい。
写真を取り忘れたが、Kさんが「これはイボタノキみたいだ。」という。葉の付き方がそれらしいが、私的には枝の延びている割に葉の大きさのばらつきがそんなにみられない。何となく違和感を感じた。「ちょっと違うような感じだけど・・。」と口答えをする。Kさんも少し違和感を持たれていたようで決定はしなかった。しばらく行くと同じ木で実が付いている。黒い実が鈴なりでネズミモチみたいだ。ただ、ネズミモチの葉とは明らかに違う。ネズミモチとイボタノキの雑種???ありえない。私でもわかる。Kさんは写真を撮る。とりあえずここではこれ以上はわからない。
この後、レモンエゴマ(10月の心経岩で教えてもらった。まだ覚えていた。)やナギナタコウジュなどを見る。とどめにスイカズラの実を見せてもらった。
スイカズラはこのように2つセットとで実が付くという。ここでも感動できるから得な性格である。こうして今日の観察を終えた。
そして、翌朝。5時前にメールを開けるとKさんから届いている。イボタノキかどうかというのを知らべられたようだ。メールの時刻は20時56分。私は家に帰ったらすっかり忘れてアルコールの世界に入っている。この時間は布団の中だ。これを調べて出典も教えてくれている。調べると確かにそうだ。「コミノミズミモチ」というらしい。「チャイニーズプリベット」という別名があるので園芸種なのかもしれない。Kさんのように熱心に調べる習慣があれば、もっと詳しくなるのだが、私には遠い世界だろうな。
いろいろとありがとうございました。