六甲山 心経岩 | カメポンニュの足跡

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関西がホームグランドです。自転車や徒歩、自家用車であちらこちらを本能のままうろついています。

 8日は自然観察グループの観察会が心経岩で行われた。1週間前に会員の観察会があり、会員はそちらに行くようにとのお達しが出ている。私は、その日に行けなかったのでお達しを無視して参加した。

 家を出てJRに乗る。途中で乗り換えの電車が来ない。車両に異音がしたので点検をして止まっているらしい。だいぶ時間がかかって住吉駅に到着。お達しを守らない不届き者への天罰かもしれない。いつもはここから歩くのだが、今日は時間がない。バスで渦森台へ行く。バス停へ着くと5分ほどでバスが来た。日頃の行いの良さなんだろう。ガラガラのバスで終着まで乗っていたのは私だけだ。

 展望台公園にはアサギマダラのコマーシャルがある。機会があったら自転車で来てみよう。

公園に行きフジバカマの花壇を見る。

 あまり咲いていない・・・・・。10日から見ごろというが大丈夫だろうか。

 心配しながら寒天山道を登る。前日の雨でしたが濡れているので今日はゆるやかな道を進む。9時30分に集合場所のケーブル上駅に到着。会員班のリーダーはベテランのTさん。ビジターさんの班が出発するのを待つ間に景色を楽しんだり展望台の植物を観察する。

 これは、クガイソウのなれのはて。夏に伊吹山で見たものと一緒だとは思えない。輪生の葉の付き方は見覚えがある。

 道路に出たところにはツリガネニンジンが咲いている。

 隣には、センボンヤリが種をつけている。もう少し熟したら飛んでいくそうだ。

 この葉はギボウシだろう。でも、これは、「カンザシギボウシ」。葉から延びる茎の先が特徴である。

 これは、「コアカソ」。伊吹山では「アカソ」を見た。同じようなものであった。伊吹山で見たものが六甲山で見られたらちょっと残念な気もする。

 キブシ、マユミなどいろいろと説明を受ける。しかし、そのためになかなか進まない。昼までに昼食場所へ着くのかと心配になってきた。ツルニンジン。雄しべの付き方が面白い。雄が端っこへ追いやられている。

 ナギナタコウジュ。つぼみだとわからないが、花が咲くと私でもわかる。知り合いに会うとうれしい。

 ゴルフ場の柵の下にはミゾソバが可憐な花をつけている。

 オオカモメヅルの実。花を家に帰ってから調べると可愛い花だ。この花からこんなダイナミックな実ができるとは面白い。

ヴォーリス山荘の少し先にはクラマゴケがみられる。面白い造りだ。コケとは言うものの、シダ植物らしい。ややこしい・・。

 ダイコンソウの実は先がかぎ状になっている。前に教えてもらったのを思い出した。

 ここからは昼ごはんの場所へとペースを上げる。12時30分に昼食場所に到着。歩くペースが遅いので体が冷える。上に1枚着る。防寒具をもっていて良かった。

 昼食後、心経岩に向かう。ここに来るのは2回目だ。なかなか立派な岩だ。

 この岩に刻まれた般若心経。字の大きさもそろっているし、きれいな字体だ。彫るのが大変だっただろう。

 ここからは、六甲比命神社へ登る。

 なかなかの急登で最後は梯子がかけられている。社殿は小さいが周りの空気が違う。今はたくさんの人といるが一人で静かに過ごしたい場所だ。

 右手にはちょっと恐ろしい言葉が読み取れる。

 神さんが守ってやるとは言わず個人責任ときた。今風である。ここから雲が岩に行く。見事に割れているのが気持ちよい。

この岩の手前の大岩も面白く割れている。

 手前の岩が割れて倒れたものだ。矢印の岩はまだ立っている。こんな感じだ。

 丸いところが下の岩と形があっているのが気持ちよい。

 道路に出るとツリフネソウが咲いていた。記念碑台周辺はツリフネソウなのでこの色が珍しく感じた。

 これは、レモンエゴマである。葉の匂いがレモン臭があるとのことであるが私にはわからなかった。

 ゴルフ場の中を通る道ではアケビが大量になっていた。ただ、素手では取れない。見るだけである。

 こういう場所がある。中に入って読書。何があるかは行ってのお楽しみとしておく。

もみの巨木の横の箱に本が入っている。座れるように切り株も置いてある。気候の良いときにどうぞ。

 こうして無事に山上駅まで戻る。Tさんに感謝して寒天山道を下る。下りは住吉駅までしっかりと歩いた。電車。午後は人身事故があったみたいでまたまた遅延。今日は電車の神さんに怒られているみたいだった。