私のIDであるkamen-banker・・・・。 これをご覧になってもわかるように、私の勤めている金融機関は銀行でした。 それも4大メガバンクのひとつです。


 そのメガバンク・・・・、20年以上勤めたのですが、ついに退職しました。 今、はやりの転職です。  これで晴れて自由の身です!

 

 そこで心機一転このブログの更新は終わりにし、新しいブログを立ち上げることにしました。 名付けて「元銀行員~華麗なる転職!」  。


 銀行のこと、転職のこと、人生のこと・・・・。 色々書いていきたいと思います。


 もちろん今までのテーマである「素適な生活」についても、新たにスタートするこのブログで書いていきたいと思いますので、新しいブログをよろしくお願いします。


 


 前回ブログで私の出身地に帰省したお話をしましたが、帰省の時に必ず立ち寄るお店があります。 それが表題のお店です。


 約20年前、まだ私が学生の頃、父が連れてきてくれたのが始まりで、それ以来このお店の大ファンです。 今でこそ「中村軒」 はかなりメジャーですが、当時は知る人ぞ知る名店でした。

 当時は何度もデパートへの出店を要請されていたにも拘わらず、味が落ちるとの理由で断り続けていました。 麦手餅が有名ですが、私は当時からお店で食べさせてくれるかき氷が大好きでした。

 氷金時は私の大好物で今でも昔と変わらないおいしさです。

中村軒氷金時



 もう一つの楽しみがそうめんセット。 初めて食べた時はそのおいしさに感動しました。 「そうめんにこんな食べさせ方があったのか」と驚嘆したことを覚えています。

 でもそれ以上にビックリしたのが、しそご飯についてくる「鰻茶漬け」です。 当時はご飯の添え物としてだけ出されていたのですが、思わず売ってほしいとお願いしたほどおいしかったのです。


中村軒そうめんセット


 今では、店頭でも買えるようになりました。 真空パックの技術のおかげでしょう。 チョット高いですが、その価値は十分にあります。

 今や、中村軒に行くのは、私が実家に帰省したときの一番の楽しみの一つです。 絶対にお薦めです。

 7月に長期休暇を取っているので、8月は休みなしです。 更に今月は大きな転機を迎えています。


 何が転機か・・・・。


 それは追々落ち着いたらお話します。


 それにしても7月は映画も観たし、実は出身地である西の方にも帰ったりして、充実した時を過ごしました。 暑い8月がどんな月になるのか楽しみです。


 映画と言えば、先日テレビでアニメ「時をかける少女」をやっていました。実は学生の頃私は原田知世が大好きで、「時をかける少女」はもちろん、「天国に一番近い島」とかも観ました。 また、大林監督の尾道3部作である「さびしんぼう」や「転校生」も観ました。


 アニメの舞台は尾道ではありませんが、何となく独特の雰囲気があって、本当に良くできた作品でしたね。 一人一人の動きも丁寧に書かれていて、良作だと思います。


 ストーリーとしては原作から20年後としながら、ほぼ原作とよく似た展開を示します。 でも高校生の3人のやりとりや気持ちが若さに溢れながらも我々中年にも共感できるものとなっており、しっかりとのめり込んでしまいました。


 聞けば、「ゲド戦記」で宮崎駿の息子が監督をした関係で、ジブリを追い出された監督が作り上げたとか・・・・。 「ゲド戦記」はまだ観ていないので良くわかりませんが、少なくとも「時をかける少女」は大変良くできた作品だと感じました。



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 9.11のお話です。 あの惨劇の中、救出に向かい、ビルの崩落により瓦礫の下に生き埋めになり、奇跡的に救出された2人の警察官の実話に基づいて作られた映画です。


 あの惨劇の衝撃は今でも憶えています。 あの事故では私の妻の学生時代の友人も亡くなっています。 本当に凄まじい悲劇でした。


 でも、この映画ではその悲劇よりも、生きることの素晴らしさ、命の大切さを教えてくれます。


 何とか生きようとして、励ましあう2人の警察官。 そして、夜を徹して捜索をした元海兵隊員。 更には、一人の命を救うために本当にたくさんの人が自らの危険を顧みず頑張る姿。 この映画は観る人に生きる力を与えてくれます。


 主演はニコラス・ケイジ。 彼の演技も良かったのですが、相手役の警察官を演じたマイケル・ベーニャの演技も良かったです。


 監督はオリバー・ストーン。 感動を生む映画作りの名手です。


 とにかく涙が止まらなかった映画。 お薦めです。


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 再度「新宿バルト9」 にてこの映画を観ました。


 この映画は「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」 の続編です。 従って、前作を観ていない人には何のことだかわからないでしょう。 更に言えば、第1作の「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」 も観ておいた方が良いと思います。


 それにしても凄い映画でした。 とにかくラスト前の大渦巻きの中での戦闘シーンは圧巻。 観る者をワクワクさせてくれます。

 

 通常、第1作の好評を受けて作られた続編は駄作が多いのですが、この作品はその例外とも言えると思います。 ストーリー展開もしっかりしているし、効果、音楽、しっかりと作り込まれています。 


 何よりも、出演者の一人一人の演技が輝いていて、本当に面白く、見応えのある映画に仕上がっています。


 これで長期休暇も終盤。 でも英気を養うことができました。

 再び「新宿バルト9」 でこの映画を観ました。


 この様に書くと「暇人か!」と思われる方も多いでしょう。 実はそうでもないんですけど、今は長期休暇中で、この機会を逃すかとばかりに映画を観ているのです。


 ダイ・ハードシリーズは私自身大変好きなシリーズで、以前にもこのブログに書きました。 但し、実際はマンガチックなお話ですし、そもそも「そんな偶然が重なるのか!」とか「そんなにうまくいくわけないでしょう!」と突っ込みたくなる映画でもあります。


 この「ダイ・ハード 4.0」も、その期待を裏切ることなく従来の路線を踏襲しています。


 でもね、やはりこの映画は迫力満点。 映画館で観る価値十分ありと言ったところでしょうか。


 それにしても「世界一ツイていない男」というのは絶対に間違っていますね。 あれだけ危険な目にあって生きていることすら目茶苦茶運が良いと言えるでしょう。(笑) 今回は従来以上に派手な爆発シーンの連続。 最後には戦闘機にまで狙われる始末。 でも、怪我を怪我と感じさせないほど元気で生きていますね。


 ブルース・ウィリスの演技は良かった。 「ダイ・ハード」から19年経ってますが、タフな演技をやってくれます。 ということで、純粋な娯楽アクション映画として観れば、こんな面白い映画はないと思います。

 約2年ぶりに映画館に足を運びました。 で観た映画が表題のスパイダーマン3。 映画館は新宿にある「新宿バルト9」 で、知らないうちにこんな映画館ができていてビックリしました。


 この映画館にしたのは平日昼間は割引になるからです。 では何故今日なのか。 そして何故公開から日も経ったスパイダーマン3なのか。 前にも書きましたが、実は色々あって精神的にも物理的にも一杯一杯でした。 でもようやく物理的には休みが取れました。 そこで前から観たいと思っていたこの映画にしたのでした。 


 もちろんスパイダーマンの1と2は既に観ています。 そしてどんな展開になるのか、特にハリーとスパイダーマンとの展開がどうなるのかというのが楽しみでした。


 結論から言うととても良かった。 最後にスパイダーマンことピーターが最後にハリーについて語った「心の葛藤の中でこそ正しい道が見つかる。彼は正しい道を見つけた。」という感じのセリフ(正確ではありませんが・・・・。)にはとても感動しました。


 また途中でピーターの伯母が苦悩するピーターに対して「一番難しいことは自分を許すこと。」と言ったセリフは納得的でした。 こんなセリフにも色々と教えられます。


 苦しいとき、悩んでいるとき人は一番成長します。 だから悩んだ経験は絶対に無駄になりません。 色んなことを考えるからこそ、そして真剣に考えるからこそ、その間に人は成長していくのです。 この映画ではパワーに溺れてしまったスパイダーマンが自分を振り返ってその行動に悩み、苦しみ、その上で成長していくのです。 そしてそれはハリーについても言えるのです。


 それととても人間臭いなと思ったのが、MJに一方的に怒られて訳もわからず電話をしもう一度会いたいと言っていたピーターが、その後伯父さんを殺した犯人を知って復讐の気持ちを持ったピーターを心配してやってきたMJを追い返すシーンがあります。 場面場面に応じて気持ちが変わっていく人間らしい姿が描かれていたと思いました。


 まだまだ観たい映画はあるので、この調子で映画館に通いたいなと思います。


 

 お久しぶりです。 約1ヵ月ぶりの書き込みになります。


 「十二国記」 を書いた小野不由実さんの力作です。


 人口1300人で外界からほぼ閉ざされた村である外場で次々と人が死んでいきます。 それも最初は貧血かと思われる症状が、2,3日後には突然死んでしまう。 その数もドンドンと膨れ上がっていきます。 外場唯一の病院の院長である尾崎はその原因を探ろうとしますが、全くわかりません。


 丁度その頃、外場の住民が夜中に突然引越しをして、いなくなってしまうという現象が発生します。 尾崎に頼まれて死んだ人たちの死ぬ前後の行動を探っていた寺の跡継ぎの住職である室井静信は、その引越しの現象を探ろうとするのですが・・・・。


 果たして、突然の引越しと、村の人たちの死とは関係があるのか? そして、村の人たちの謎の死の原因は!


 と言ったところでしょうか。


 結論から言えば「屍鬼」とは吸血鬼です。 その吸血鬼に血を吸われ、血液が無くなって死んでしまった人たちの一部がまた「屍鬼」として蘇るのです。


 この話は文庫本で全5巻にも及ぶ小説ですが、単なるホラー小説ではありません。 そこには「屍鬼」となり、人を殺さずには生きていけない生き物となってしまった悲しみ、一方、「屍鬼」の存在を知って「屍鬼」以上に残酷になる人間たち、更には、「屍鬼」の存在を知りながら、そのまま放置すれば自分も含めて村人が死んでしまうという認識を持ちながら、「屍鬼」を殺す決断ができず悩む人など様々な人間ドラマが展開するのです。


 とにかく面白くてこの長い小説を一気に読んでしまいました。 「十二国記」とは違った世界ですが、本当に名作です。絶対にお薦めです。


小野 不由美
屍鬼〈1〉
小野 不由美
屍鬼〈2〉
小野 不由美
屍鬼〈3〉
小野 不由美
屍鬼〈4〉
小野 不由美
屍鬼〈5〉

 まだ映画化されていない2作品を読み、出版されているこのシリーズ全てを読了しました。


 読み終えての感想は率直に悲しかったです。


 詳細はまだ読んでいない方の為に申し上げられませんが、結構ショックを受けることを覚悟して読んでください。


 まず「不死鳥の騎士団」ですが、前作でヴォルデモートが復活しましたが、ヴォルデモートの復活はまだ周知の事実ではありません。 そこで、ハリー・ポッターを守るべくダンブルドア校長が不死鳥の騎士団を結成します。 一方、ヴォルデモートの復活をハリーの狂言としている魔法省は、新たにアンブリッジ先生を「闇の魔法に対する防衛術」の先生として送り込みます。 アンブリッジと対立するハリー。 そんな状況下、ヴォルデモートの魔の手は迫るのです。


 この本のクライマックスは何と言ってもより強力な魔法を習得したハリーたちとヴォルデモート一派との戦闘シーンでしょう。 又、魔法普通クラスの試験OWLも行なわれます。 そして、悲しい死も・・・・。


 更に「謎のプリンス」では、前作で明かされたハリーの秘密。 その為にヴォルデモートとは宿敵として戦わなければならない運命にあることを知ったハリーですが、再びヴォルデモート一派と戦い、再び悲しい死に見舞われるのです。 


 この第6巻では、ハリーの新たな恋の場面もあり、結構見所が多いです。 特に、ハリーの天敵とも言えるスネイプ先生の秘密が少し解き明かされます。 


 それにしてもスネイプ先生は本当に敵なのか味方なのか。 第7巻の楽しみの一つですね。


 そして、作者のJ.K.ローリングは第7巻で主要な人物が更に3人死んでしまうとしています。 この3人が誰であるかを巡って、論争が繰り広げられているようです。 最後は後味の悪い悲劇で終わるのか、それとも素適な大団円が待ち構えているのか。 まだ第7巻の出版まで結構時間がかかりそうですが、もう待ちきれないくらいワクワクしています。

 



J. K. ローリング, J. K. Rowling, 松岡 佑子
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 ハリー・ポッターシリーズ第五巻 上下巻2冊セット(5)
J. K. ローリング, J. K. Rowling, 松岡 佑子
ハリー・ポッターと謎のプリンス ハリー・ポッターシリーズ第六巻 上下巻2冊セット (6)

 

 「ハリー・ポッターと賢者の石」 「ハリー・ポッターと秘密の部屋」 「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」 そして 「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」(上下) の計5冊を読み終えました。

 上に挙げた4作品は、映画化されています。 以前このブログでもご紹介しました。 ( 「賢者の石」  「秘密の部屋」  「アズカバンの囚人」  「炎のゴブレット」  それぞれの記事をご参照下さい。)

 それぞれの記事にもあるとおり映画も大変楽しめましたが、原作はそれ以上でした。 翻訳も良かったのでしょうが、原作は本当に素晴らしい。

 まず、映画でははっきりしなかった、ストーリーのつながりや因果関係がよくわかりました。 この「ハリー・ポッター」シリーズ全体に言えるのは、ストーリーが丁寧かつ論理的に展開しているということです。

 理由は①世界観がしっかりとしていること、②登場人物の描写が丁寧であること、③過去の出来事と現在起こっている事について時間の流れとつながりがしっかりと描かれていること、などに拠ると思われます。

 1作毎にハリーが成長し、立派な魔法使いになっていく様は、読む者をひきつけずにはいられません。 そこには単なる魔法使いとしての成長だけでなく、思春期を迎える人間としての成長が描かれています。

 そして、仇敵との戦い・・・・。

 今回改めてわかったのは、このシリーズは4作目からどんどん面白くなるようだということです。

「なるようだ」と書いたのは、まだこの続きを読んでいないからです。

 5作目、6作目とどのように展開していくのか? そして、完結編となる7作目ではどうなるのか? 本当に楽しみです。

J.K. ローリング, J.K. Rowling, 松岡 佑子
ハリー・ポッターと賢者の石 (1)
J.K. ローリング, Joanne Kathleen Rowling, 松岡 佑子
ハリー・ポッターと秘密の部屋 (2)
J.K. ローリング, 松岡 佑子, J.K. Rowling
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 (3)
J. K. ローリング, J. K. Rowling, 松岡 佑子
ハリー・ポッターと炎のゴブレット 上下巻2冊セット (4)