春なのに | From now on 子宮体癌編

From now on 子宮体癌編

2023年1月子宮体癌を告知され3月初旬に大学病院で手術をする事になりました。
私の体験がどなたかの参考になればと思い、ブログを書く事にしました。
稚拙かつ、赤裸々なブログのため、ご気分が悪くなる方がいらっしゃったら申し訳ありません。

21歳の今日、憧れていた職に就き、希望に胸を膨らませていました。

我武者羅に慣れない都会での生活と過酷な業務と先輩からのパワハラに耐え忍んだ仲間の1人が…天国に旅立ちました…。

胸が張り裂けそうです。
癌でした。
骨に転移したと聞き、居ても立っても居られず、仲間と一緒に飛行機や新幹線で
彼女の家を訪れたのは3年前。
旦那さんや幼い娘さん達のご好意で一緒にご飯を食べたり、観光案内をしてくれました。

去年の春、他の臓器への転移が分かってからも、痛み止めを飲みながら気丈に働いていました。

今年の年賀状では「働く気が無くなった」と書いてありましたが、そこまで追い込まれていたとは…。

旦那さんから容態が悪化して、死期が近いと連絡があり、先日みんなで彼女に会いに行きました。

とても話せる状態ではなく、意識朦朧、苦しそうに息をしているのに「ありがとう。」と絞り出すように言うのです。

覚悟はしていましたが、私達は言葉を失い
そこの病室の空気だけが張り詰め、しばらく時間だけが流れていました。

ふと誰かが昔話をし始め、暖かな空気に変わった頃、彼女のチャームポイントである笑顔が溢れました。

私達が全員、自宅に着いた後に、彼女が亡くなったと旦那さんから連絡がありました。

最期まで、私達を見守ってくれた彼女。


本当に出会えて良かった。
痛くなくなったね。
苦しくなくなったね。
でも私達は寂しいよ。
本当にありがとう。
私達はあなたの分まで生きていきます。
あの、笑顔を思い出して。