今月に入り、私は庭師として本格的に始動いたしました
お正月を迎える一年で一番の書き入れ時に入り商売に精を出しています
いわゆる剪定や生け垣の刈り込みの仕事だけでは仕事量が安定しないため、また剪定をされるほどの立派なお庭を持たれた方はほとんど出入りの業者さんがいらっしゃいますのでそこに割り込むのも容易でなく、いろいろと考えた末刃物の研ぎも兼業して始めています
先週あるお宅で二階の庇に届くくらいの大きなモチノキの剪定を行った際は、久しぶりに木登りをして腰周りに命綱を掛けて枝切りの作業を行いましたが、さすがに直ぐに息が上がってしまい大変でした
とにかくすべて一人で行っているので、切った枝の受け手も無く苦労しています
私がいろいろと情報収集したところ、いわゆるシルバー人材センターさんでも庭木の剪定は人手が足りないためか年内は予約で一杯だそうで、私も少しずつ足を伸ばして挨拶回りを重ねていけば、仕事も順調に増えて行くのではないかと期待しています
とにかく今の商売は待ちのスタイルでは話にならず、自分から積極的に売り込んでいく攻めの姿勢が必要だと考えます
そのためには自己アピールがとても大切ですが、お客様と話をする際もこのブログを書き続けてきた効果が出てとてもスムーズに言葉が出るようになり、芸は身を助くとはこういう事を言うのかと実感しています
私がこのブログを書く際に一番心掛けてきたのが、分かりやすい表現、適切な言葉の選択でしたが、その繰り返しのトレーニングが意外なところで役に立って驚いています
そしてこれは何事にも言えるとは思いますが、気持ち良く対応できる相手が三割、まぁまぁ普通が三割、逆に互いにストレスを感じるのが残りの三割ということもつくづく感じています
気心の通じる相手や普通に応対できる相手だけをお客様にしても十分やっていけるとは思いますが、ストレスを感じる方でも「色んな人がいるもんだ」くらいに一種の人間観察のつもりで仕事を請ければ気が楽になると言うものではないでしょうか
還暦を過ぎこの先あと何年生きられるか分かりませんが、この歳になってようやっと本当の生きがいを見つけられた思いです