僕は詩人じゃあろまいし
詩ばかり綴って何になる
誰が読んでくれようか
何のために綴るのか
そんな意味さえ分からずに
詩人の真似して詩を書いて
詩人を気取ってご満悦
独りよがりの自己満足
書けない苦痛も味わって
続けることの意義さえ見つけ
必死に詩人を模倣するけど
僕は詩人じゃあるまいし
誰に対して詩人というのか
一人で勝手に思い込み
詩人の振りして詩を書いて
まるでおかしな独り芝居
真実までが見えなくなって
誰かを騙しているような
偽物詐欺のまがい物
いつしか偽のベールが剥がれ
ついには詩人が死人になって
単なる嘘つきに成り下がる