「雨が君を」 | 紙飛行機の憂鬱

紙飛行機の憂鬱

自分の創作の全てを表せたらと思い、あえて始めました。
お目に留まれたら幸いです。

雨が君を隠す

激しい雨粒落ちてきて

君の姿を押し隠す

 

数歩先行く君の背に

傘から垂れる雨雫

君の涙に同化して

 

傘を持つ手を濡らす雨

そんな雨さえ疎ましく

君との距離を保ちつつ

 

少し前なら二人して

一つの傘に肩寄せて

歩いていたのが嘘のよう

 

今この時に降る雨が

二人の距離を示すよに

縮まらないのかもう二度と

 

雨が君を濡らす

激しい雨粒降りしきり

君の心を押し流す

 

もう僕にはそれを

止める手立てさえ

ただない事が辛くって