「CDとレコードと」 | 紙飛行機の憂鬱

紙飛行機の憂鬱

自分の創作の全てを表せたらと思い、あえて始めました。
お目に留まれたら幸いです。

キラキラ光るCD

その盤面の美しさ

いかにも良い音鳴りそうな

そんな優雅な佇まい

 

けれどデジタル処理された

音は冷たく鳴り響き

傷には強いタフネスさ

時代の流れ感じます

 

ベッタリ黒いレコードの

その盤面の不器用さ

見かけによらず温かい

優しい音を奏でます

 

見た目よりはデリケート

取り扱いの難しさ

傷など入れればもう終わり

けれど情緒を漂わせ

 

どちらが良いとか悪いとか

そんな事ではありません

どちらもそれぞれ良さがあり

存在感は五分五分で

 

けれど古い人間は

アナログ盤の不便さに

時代錯誤の夢を乗せ

今日も針を降ろします