「夜の歩道」夜の歩道の淋しさを 知っているのか空の星 昼間賑わう歩道の上を 埋め尽くすのか落ち葉たち ひと度風など吹きゆけば 巻き上ぐ落ち葉の悲しさを 知っているのか空の星 心密かに覗きます 夜の歩道を横切って 我が物顔の車たち ひときわ明るく光るのは コンビニエンスのウインドウ ぼんやり灯る街灯は 心細さを残しつつ 夜の歩道の淋しさを 共有するのか優しさで