ガチエリアもA帯入り | kame3ブログ~何時からブログで無くなったか

kame3ブログ~何時からブログで無くなったか

最近自分の方向性が分からなくなってきた

「今目の前に、一人の赤子がいたとしようその赤子はどこの誰か、お前は一切知らない赤子だ」

「うん」

「現在、その赤子は命の危機にある。このままだと、赤子の死亡が確定している状態だとしようか。唯一救えるのはお前が救助行動をした時だけ。さて、見ず知らずの赤子を助ける?」

「そりゃあ、助けれるなら助けるよ」

「では、未来に起こる展開を知った上でもう一度同じ質問をしようか。

赤子を助ける事に成功した、しかし代わりに自分が命を落とした。更にその救出劇は誰にも知られる事なく、子供が運良く生き延びた。それだけが世間の話題となったとして、その未来を知った上で先ほどの選択を変える権利がある。

もし赤子を救えば自分が死ぬ、赤子を救わなければ自分が生き延びる。さて、どうする?」

「質問、その場に出くわしたとして俺が答えを選択出来ずにいたらどうなるの?共死か俺だけ生き残るのか...」

「仮の話だから、選択するまでその状況が続く。第3の選択も無く、この二つのどちらかを強制されるとしてだ。」

「...現実はどうなるか分からない。だけど、救えるなら救いたいかな。そういった理想論を言うとボロクソ言われるだろうけど」

「別に良いよ。本題は、更に先の...救った赤子の未来の話だから。

自身の命を犠牲にした赤子は成長していく。それで、もうすぐ20歳になる...そんな時に自殺をしてしまう。

理由なんてしょうもない事で、瞬間的な感情に任せて行動した結果だ。自分の命を犠牲に助けた意味なんて、どこにも無かった。さて、もう一度だけ選択肢が与えられる。目の前の赤子を救うか、救わないか、選んでくれ」

「...これが最後の選択肢、もしここでまた救うを選んでも更に新たな情報が開示されるとか無いんだよな?」

「あぁ、どっちを選んでももう一度選ぶことは無い。正真正銘最後の選択だ。」

「...ちゃんと自分の答えは出すけど、お前ならどうする?」

「そりゃ、助ける方を選ぶよ」

「早っ、まぁ質問する側だから事前に内容知っていただろうし自分の答えは出していたのだろうけど...何で?」

「普通の人はさ、何で将来的に自ら投げ捨てる命の為に自分の命を投げ出すのか。こういう理由で助けない方を選ぶと思うんだよ。

でもさ、目の前で子供が死んで...正気を保つ自信はないね。そして俺が救われる立場だったとして、今回は赤子だったからその事を覚えてないって設定で命を簡単に投げ出す未来につながっているんだけどさ。

もしその時の記憶が残る、状況も理解出来る状況で相手が決定権を持っていたら...救わないで欲しいと願うだろうね。俺の命の価値を重くしないで欲しい。」

「それが実際に起こっても言えるの?」

「それは無理かな。俺が生きている理由ってさ、生きる理由があるから生きているんじゃない。死ぬ祭の痛みが怖いからなんだよ。

自分の頬を自分でビンタしたとして、その時に感じる痛み...それを何百倍も高めた物を受けたとしようか。薄れていく意識とは裏腹に頭の中に浮かぶのは全て痛みに対して。

そんなの怖いじゃん...だったらさ、人の手によって逃げられないように拘束された状態で一思いに。嬲るとか絶対しないで...一番の理想は背後から首とかスパッとやってもらって死を認識するよりも先に死にゆく事だよ」

「なんか...寂しい生き方してんだな」

「豊かな環境に相応しくない奴が生きているという罪悪感がそういう思考にさせるんだよ」


タイトル通りです。眠いので今日は寝ます。以上