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　相変わらずかかってくる電話の割

合が、間違い電話の方が多い私のガ

ラケーだが、今日もかかってきた。

かかってきたのが昼前で、私は昼夜

逆転しているため、この着信音で目

が覚めた。携帯電話を見ると知らな

い番号が表示されている。

どうせ間違い電話かセールスの電話

だろうと、ピリピリ鳴っている携帯

電話をそのまま机に置き、私は洗面

所で顔を洗い、サビのご飯の用意を

始めた。

サビがご飯を食べる姿を眺めつつ換

気扇の下でタバコを1本吸った私は

静かになった電話を手に取り、先程

かかってきた番号を表示させ、パソ

コンで検索してみた。

思わず、はぁ？という声が漏れる。

私が住む大阪ではなく、他県の警察

署の電話番号であった。

なぜ警察から電話が…。

寝起きの頭の中がグルグルする中、

身に覚えはない！エロも私は生粋の

熟女好きだ！などと心の中で確認し

つつ、放っておくのも気になりすぎ

るので、検索バーに「警察　不在着

信」と打ち込みエンターキーを押し

た。すると、似たような経験をする

人が多いのか、様々なサイトが表示

された。

私は、少々ドキドキしながらその中

の1つを覗いてみた。

表示されたのは法律事務所のサイト

で、

「警察からの電話の用件」などの項

目がり、最初に目に入ったのが、

「理由1・被疑者として呼び出し」

という不吉な文章で、私のドキドキ

は少し高鳴ったが、単なる間違い電

話の可能性もあるとして、やはり折

り返し電話をした方がいいというこ

とであった。まあ、そりゃそうか。

私は深呼吸をし、電話番号を押した。

身に覚えはないとはいえ、なかなか

の緊張感である。

呼出音が2度ほど鳴った後、〇〇警

察ですという女性の声が聞こえた。

私が着信があった旨を伝えると、

電話番号と名前を聞かれ、少々お待

ちくださいとのこと。受話器を置く

気配がし、直後に保留音（エリーゼ

のために・爆音）が流れた。

しばらくすると今度は男性が出て、

同じように電話番号を聞かれ爆音の

エリーゼのためにが流れた。さらに

待つと、先程の男性が出て、申し訳

なさそうに間違い電話だったと伝え

られた。

まあ、そうだろうな…、などと思い

つつなぜかホッとした私は、わっか

りましたー！などと明るく電話を切

り、自分の小心者っぷりに失望した

りした。

寝起きの頭が一気に覚める突発イベ

ントであった。

ちなみに私は電話をする時、必ずメ

モを横に置いてしているのだが、こ

の時のメモがこちら。