先日、チーズ鱈を食べていると、
サビが興味深げに近寄ってきた。
私は1本取り出し、チーズ鱈・・・、な
どと言いながら匂いを嗅がせてや
ろうと顔に近づけた。 すると、なん
とサビが目の前に差し出されたチ
ーズ鱈をパクっと食べそうになった。
私は慌てて引っ込め、えぇ！食べ
んの？ と驚いた。 というのも、サ
ビは私が食べる物は匂いは嗅ぐが
一切食べることは無く、さらに猫用
の物も今、与えているカリカリとちゅ
～る以外は食べない。 そのちゅ～
るも 「ほたて貝柱味」 以外は食べ
ず、他の味を与えてもそっぽを向い
てしまう。 そんなサビがチーズ鱈
を食べそうになったので驚いたの
である。
次の日、私は近所のスーパーで
チーズは入っていないが、なんと
なくチーズ鱈に似ているかなと、
「タイかまスライス」 という猫用の
おやつを買った来た。 今まで様々
なおやつを買い与えてきても食べ
なかったサビが、果たして食べる
のかどうか不安であったが、その
夜、細かくちぎったタイかまスライ
スを皿に乗せ、サビに献上してみ
た。 すると、
皿を前に置いて数秒パソコンの
画面を見て、再びサビを見ると、
もう皿が空になっていた。 手
品？ 一瞬そう思った。 以来、
「タイかまスライス」 がサビのお
やつのラインナップに加わった。
「ごはん」 「おやつ」 そして
「タイかま」。 これでサビが覚え
た言葉は三つになった。 「タイか
ま」 という言葉は2日で覚えた。
かなり気に入ったようである。
まあ、主君の食べる物が増える
というのは、家臣にとっては嬉し
いことである。
亀九
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サーモン巻き食べましたよ。
