ゴミ | もうすこし、生きてみようじゃないか・・・

 今、私の心は少々ささくれ立って

 

いる。

 

 

 

 

 我が家でメインで使っているゴミ

 

箱は台所に置いているのだが、い

 

つも居る茶の間には消しゴムのカ

 

スやポストイットを丸めたものなど、

 

ほんの小さなゴミを捨てる入れ物

 

しか置いていない。 なので入れ

 

物に入らないゴミは台所に行って

 

捨てている。 

 

面倒なことをしているなと思われ

 

る方がいるかもしれないが、もう

 

何年もこのスタイルなので慣れ

 

てしまった。

 

 

 先程、ポストを見ると携帯電

 

話の口座振替の案内書が入っ

 

ていた。 ほとんど使わない携帯

 

電話なので、毎月料金は同じな

 

のだが、何かの間違いで安くなっ

 

ているかもしれないと、取りあえ

 

ずパソコン机の前に座り開けてみ

 

た。 まあ、同じ料金だったわけだ

 

が・・・。 

 

 

 しばらくして、私はお茶を淹れに

 

台所に立った。 茶の入ったコップ

 

を茶の間に持ち帰り机の前に座る。 

 

あ、と、思う。 畳の上に案内書が

 

置かれている。 台所へ行ったつ

 

いでに捨てればよかった。 しかし

 

まあ、後で捨てればいいかと、その

 

時は気にせず、私は再びパソコン

 

に向かった。

 

 またしばらくして、私はトイレに立

 

った。 トイレから戻って来てまた、

 

あっ、と、思う。 トイレに立ったつい

 

でに捨てればよかった。 徐々に気

 

になりだした私は、忘れないように

 

案内書を机の上に置いた。

 

 数分後、私は換気扇の下でタバ

 

コを吸うため席を立った。 タバコを

 

吸い終え茶の間へ戻って来た私は、

 

マジか・・・、 と呟いた。

 

 

 

 

 

また捨てるのを忘れたのだ。 忘

 

れないよう机の上に置いたのに忘

 

れたのだ。 徐々に心がささくれ

 

立ってきた私は、気を紛らわすた

 

め、愛猫のサビをからかったりして

 

遊んだ。 遊んでいて、ふと、サビ

 

のご飯の時間であるのを思い出

 

し、席を立った。皿を洗い水を入

 

れ換え、カリカリを盛り、サビ~ご

 

飯できたぞ~、などと声をかけなが

 

ら茶の間へ戻る。

 

 

 

 

 今に至る。

 

 もう、ついでではなく、案内書を捨

 

てるのを第一の目的に台所に行け

 

と思われる方もいるかもしれない。 

 

しかし、心がささくれ立ってしまった

 

今、それは出来ない。 あくまで、つ

 

いでではないと私のささくれは治ら

 

ない。 なので今、私は台所へ立つ

 

理由を案内書を手に持ちながら考え

 

ている。

 

 

 

 

 

亀九

 

 

 

 

 

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酢豚食べましたよ。