トンボが飛んでいた。 トンボを見るのも久しぶりだったが、これほどまで多くのトンボが飛
んでいるのを見るのは、はじめてかも知れない。 僕は、
(これは、何かが起こる前兆かもしれぬ・・・) と、いい加減なことを考えたりした。

その夜、玄関先に愛猫のロビを出して遊ばせていると、どこからとも無くカナブンが飛ん
できて、目の前の手すりに止まった。 虫が苦手な僕は、その羽音を聞いた瞬間、心臓が
止まりそうになったが、正体がカナブンとわかると、近づいてまじまじと眺めた。カナブンく
いなら平気である。 そして、
(このカナブンは、俺に何かを伝える為に飛んできたのではないだろうか・・・) と、また
いい加減なことを想ったりしてやった。

休日のその日、僕は毎日つけている日記に、
『昼、うどん 夜、焼豚とサラダ トンボとカナブン見た。』 と書き、寝た。
寂しい休日である。
亀久
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