手術は夕方16時頃終わった
予定通り約4時間
回復室を経て
元いた病室に戻ってきた
いや、もちろん
部屋が変わる可能性があるのは理解する
けど全部荷物かばんにしまっちゃったから
困るなぁ
戻ってすぐナースに
「申し訳ないけど
メガネ👓をかけさせて欲しいのと
カギの引き出しから携帯出して欲しい」
と頼んだ
まだ絶飲食だから
コップなどはいらない
とりあえず携帯があれば
と思った
口には酸素マスク
右手人差し指にはパルスオキシメーター
尿道カテーテルで導尿され
両足にはフットポンプ
静脈血栓塞栓症予防に着けるらしい
がポンプ音がかなり大きい
同室の人が眠れないのでは?と気になる
右腕には点滴
生理食塩水と抗生物質
そして痛み止めだ
薬の名前を確認しようと
ケータイで写真を撮って見る
ふぇ、ふぇんたにる
麻薬ではないか
そうか術後の疼痛管理には
フェンタニルを使うのか
フェンタニルといえば
アンサングシンデレラで
マトリが来るのに数が足りないと
大騒ぎをしていたあれでは
なんとなく納得
術後の痛みもあまり感じないし
何ならちょっとハイになっている気がする
30年前の全身麻酔時と比べ
すごい元気だ
あの時は痛み止めが切れるタイミングで目覚め
それ以外は翌朝まで眠っていた記憶がある
今回は全然眠くない
ケータイで家族や友人
迷惑をかけている職場の同僚にLINEを送った
30分に1回くらいナースが来て
体温と血圧をチェックする
特にすることもなく
たまにケータイを見ながら
ひたすらゴロゴロする
口が乾く
でも口をすすがせて欲しい
と頼むほどではなかったので
我慢した
手元にはナースコールと
フェンタニルの追加スイッチ
痛かったらボタンを押すと
薬が追加で注入される
規程量以上は入らないようになっているので
心配せず使ってください
と言われるが
結局自分では一度も押さなかった
床ずれ予防に
ナースが来る度に体位変換
腰のあたりに枕を当ててくれる
しかしそれも数回のみ
その後は
「自分で寝がえり打ってくださいね」
とのこと
自力での体位変換
全然うまくできず
とにかく痛い
ちょっと動こうとすると傷が痛い
でもがんばってほんの少しだけ動いた
もぞもぞ
術後は体温が上がっていた
38度を超えることはなかったように思うが
37度後半をキープしていた
自身の体感としては
熱っぽさはなく
とにかく暑い
暑くて暑くてたまらず
布団をはいでもらい
タオルケットもはいでもらい
うっすい術後に着せられるぺらっぺらのガウンのみ
汗だく
消灯になり
寝ようと思ってもあまり眠れず
眠りが浅く
すぐに目覚めてしまう
3時間くらい寝たかな
と思って時計を見ると
まだ22時半とか…
朝がほんとに待ち遠しかった
朝までの間
ナースコールを押したのは1回だけ
足のチェックをするために外したポンプ
着け直した後
マジックテープが甘かったようで
ビリビリビリッ
と大きな音を立てて外れてしまった
それ以外は
眠れない以外に特に問題なく
長い長い夜を経て
ようやく朝を迎えた