GNH=Gross National Happiness 「国民総幸福度・量」
以前はGNPが指標としてはよく使われていましたが、最近では国内の景気をより正確に反映させる指標としてはGDPが使われるようになりました。
GDPは国内で新たに生産されたモノやサービスの付加価値の合計額のことをいいます。
Domestic(国内の)ですから、日本企業が海外で生産したモノやサービスは含みません。
あくまで日本国内の生産活動を数字として表し、景気を測るものさしです。長年、国の豊かさを表す指標として使われてきました。
しかしブータンという小国がこれからの時代に重要になるのではないかと、世界に問いかけた言葉がGNHです。
GNHという概念とは
①持続可能で公平な社会経済の開発
②自然環境の保護
③有形無形文化財の保護と推進
④よい統治
経済至上主義の理論だけではうまくいかないこと。
経済発展は南北対立や貧困問題・環境破壊・文化の喪失につながり、必ずしも幸せに繋がるとは限らないこと。
今の日本・将来の日本を冷静に考えたとき、心に響き、もっと新しい価値観が必要に思えます。
だから、家づくり・住まいづくりについても、日本人の原点・先人の知恵・教えを学び利便性・合理性のみを優先せず、心の豊かさを求めるソフト面の充実に力をいれていきたいと考えています。
古民家(築50年以上の民家)の保存・再活用を通し、考え・実行していきます。
資源=自然・・・・強調・融合を考え・行動していきたいものです。