エンタメジャンキー記録。映画、マンガ、小説など消費したソフトの感想。 -3ページ目

『さよなら妖精』米澤穂信

雨の日に傘がなくて困っている外国人女性

彼女の名はマーヤ

ユーゴスラビアから2ヶ月限定で日本にやって来た17歳の学生だ

高校3年の守屋路行と太刀池万智が、マーヤに傘を貸してあげるところから物語が始まる

マーヤの観光(異文化学習)に付き合いながら守屋たちは、楽しい2ヶ月を過ごす
劇中の時代設定・90年初頭、ユーゴスラビアは6つの国から成っている社会主義連邦共和国だったが、国内の政治情勢は混沌としており、各国の関係は緊張状態にあった

そしてマーヤの帰国が近い頃、ついに内戦が始まってしまった


守屋たちの反対を押しきって、故郷に帰国するマーヤ

残された守屋たちは、マーヤが6つのうち、どの国から来たのか知らない

戦争に巻き込まれていないか心配ばかりが募る

守屋はユーゴスラビアについて詳しく調べていく

そしてマーヤとの会話の中に散りばめられたいくつかのヒントを反芻しながら、彼女がいまどの国にいるのか推理する

「安全な国であってほしい」と願いながら…


こんな作品は他にないだろう

絶対損をしないオススメ本だ



以下ネタバレ




マーヤの出身国は、最も危険なボスニアだった

マーヤは守屋がボスニア来てはいけないと、みんなに出身国を隠していたのである

守屋が真相に行き着いたとき、彼らのもとに一通の手紙が届く

差出人はマーヤの兄

それはマーヤの死を告げる、残酷で悲しい内容だった

あまりに無情で切なくて、泣かされてしまった

『NUMBERSシーズン1』

CSI好きなら絶対ハマる傑作ドラマ。

兄はFBI捜査官。
弟は天才数学者。

兄が捜査を担当する難事件を、弟が数学的に解明していく。

すごくクオリティが高いドラマで、毎回ストーリーがよく練られている。

とにかく面白い。
なるほど!と毎回唸ってしまう。

『ガリレオ』よりリアルで5倍は面白い。


殺人事件の犯行現場を統計学的に分析して、犯人の居住地を特定したり。

容疑者に自白させるのに、リスクを数値にして示したり。

射入角度を計算してスナイパーの狙撃ポイントを割り出したり。


弟チャーリーが八面六臂の大活躍!
ちなみに実際FBIでは、捜査に数学を広く応用しているらしい。

製作陣はハリウッドの超実力者リドリーとトニーのスコット兄弟がプロデューサーをつとめている。さすがスコットブラザーズ!!

唯一キャストが地味なのが残念だが、それ以外はすべて掛け値なしの一級品。


『秋期限定栗きんとん事件』米澤穂信

デザートミステリーのシリーズ3作目

今回は上下巻で連続防火事件の謎に挑む

なんと、本シリーズのヒロイン、小山内さんが容疑者に?

小鳩くんは事件の真相を見破れるか!?


実はタイトルの栗きんとんに、深い意味が込められていたりするのが面白い


それにしても、シリーズを重ねるにつれて、どんどん事件がエスカレートしてくけど

次の「冬期」はどうなっちゃうのだろうか


しかし米澤穂信はすごい作家だなぁ

これまでハズレなしだ