こんなん読みました -2ページ目

門井 慶喜『屋根をかける人』★★★

明治38年に来日し、建築家・実業家として活躍したW.M.ヴォーリズ。彼は日米開戦の前夜、日本に留まり帰化することを選んだ。そこには華族の身分を捨てて結婚してくれた妻や、彼を温かく受け入れた近江の人々への強い想いがあった。終戦を迎え、ヴォーリズは天皇制存続に関わる、ある重要な政治的局面に関わることに―。“ふたつの祖国”を持つ彼ゆえに成し得た、戦後日本のための決断とは。俊英による感動の歴史長編。
 
屋根をかける人
 
ヴォーリーズのことは詳しくしらなかったけれど
参考にはなった。

安部 龍太郎『道誉と正成』★★★☆

時は鎌倉末期。後醍醐天皇率いる軍勢が挙兵し、倒幕の気運が高まっている。強いものにつく変節漢とののしられても己の道を貫いた「バサラ大名」佐々木道誉。天皇への忠節を貫き、華々しく散った愛国の士ともてはやされる「悪党」楠木正成。しかし、二人には意外な共通点があった…。未来を予見し、この国の運命を決した両雄の選んだ道は―?南北朝の真実に迫る長編小説。

 
道誉と正成
 
安部龍太郎そのもの

木内一裕 『嘘ですけど、なにか?』★★★☆

やっと出会えたはずの高級官僚の男は、新幹線爆破テロの発生直後から様子がおかしくなる。怪しんだ彼女が警察に通報すると、待っていたのは自分自身の逮捕だった。木内一裕10作目は...
 
嘘ですけど
 
設定に無理があるのでは

工藤 律子『マラス』★★★★

殺人事件発生率世界一の中米ホンジュラスにはびこる凶悪な若者ギャング団、「マラス」を取材した衝撃のルポルタージュ!2016年第14回開高健ノンフィクション賞受賞。
 
マラス
 
日本人の子どもたちは
ストリートチルドレンになるという選択肢を
排除されている。
 
なるほど。
 
この組織のトップは誰?
という疑問はずっと残った。

上田 秀人『竜は動かず 下』★★★★

幕末、鳥羽伏見の戦いで勢いに乗る新政府軍。奥州諸藩は「奥羽越列藩同盟」結成で対抗した。その間の幻の歴史を描く、長編歴史小説。世界周航を終えて帰国した左太夫は仙台藩士の身分に戻り、京洛や西国の動静を探るよう藩主・伊達慶邦から命じられる。江戸で勝海舟に会い、福井で松平春嶽に接見したのち、京に入った。京では、勝に紹介された坂本龍馬と再会。さらに、龍馬から久坂玄瑞と引合されて、攘夷についての議論を闘わせる。薩摩や長州の情報を仕入れた左太夫は次に会津藩邸を訪ね、公用人から幕府の現況や会津藩の苦境を聞かされる。そんなさなか、抜き差しならぬ事態が起こる。薩摩と会津が手を組んだのだ。長州は京から除かれ、京洛は公武合体へ染まっていった。情勢の激動ぶりを目の当たりにした左太夫は、龍馬と別れ国元に戻る決意をする。江戸を通過して白河の関に差し掛かったとき、ある思いが脳裏をよぎる。「ここを封じれば……奥州は独立できるか」と。

 

竜は動かず 下

 

読みやすかったな

上田 秀人『竜は動かず 上』★★★★

幕末、鳥羽伏見の戦いで勢いに乗る新政府軍。奥州諸藩は「奥羽越列藩同盟」結成で対抗した。その間の幻の歴史を描く、長編歴史小説。仙台藩下級藩士の婿養子だった玉虫左太夫は妻との死別を機に、学問を究めるため江戸へ出奔した。江戸では、後に昌平坂学問所の長官となる林復斎の邸に潜り込むことに成功する。学問への志が認められ、左太夫は下男から若党にすぐに引き上げられた。また、仙台藩江戸藩邸で講義を行う儒学者・大槻磐渓と邂逅し、藩主・伊達慶邦との目通りも叶えられる。だがそんな折、黒船騒動が起こり、「安政の大獄」へと世は移り変わっていく。左太夫は蘭学を学ぶために、復斎のもとを離れることを決意する。そうして掴んだのが、外国奉行・新見豊前守の従者の任だった。新見はこれから正使として、日米修好通商条約の批准にアメリカに行くのだという。あわただしく渡米の準備が進められ、安政7年(1860)1月、咸臨丸の勝海舟を追いかけるように、左太夫の乗った船は品川沖を出港した。それは日本人で初めての、世界一周の旅の始まりでもあった……。
 

竜は動かず 上

 

幕末ものなので楽しい。

読みやすい文章だ。

木内 昇『光炎の人 下』★★★★★

技術の暴走を加速させているのは誰だ!? 技術の光と闇を問う問題作!大阪の工場ですべてを技術開発に捧げた音三郎は、製品化という大きなチャンスを手にする。だが、それは無惨にも打ち砕かれてしまう。これだけ努力しているのに、自分はまだ何も為し遂げていない。自分に学があれば違ったのか。日に日に強くなる音三郎の焦り。新たな可能性を求めて東京へ移った彼は、無線機開発の分野でめきめきと頭角をあらわしていく。そんなある日、かつてのライバルの成功を耳にしてしまい――!?

 

光炎の人 下

 

面白かった。

インパクトが強すぎ

 

木内 昇『光炎の人 上』★★★★★

時は明治。徳島の貧しい葉煙草農家に生まれた少年・音三郎の運命を変えたのは、電気との出会いだった。朝から晩まで一家総出で働けども、食べられるのは麦飯だけ。暮らし向きがよくなる兆しはいっこうにない。

 

技術の発展は、善か悪か――。直木賞作家が放つ問題作!時は明治。徳島の貧しい葉煙草農家に生まれた少年・音三郎の運命を変えたのは、電気との出会いだった。朝から晩まで一家総出で働けども、食べられるのは麦飯だけ。暮らし向きがよくなる兆しはいっこうにない。機械の力を借りれば、この重労働が軽減されるに違いない。みなの暮らしを楽にしたい――。「電気は必ず世を変える」という確信を胸に、少年は大阪へ渡る決心をする。

 

光炎の人 上

 

衝撃作だ。

主人公がこれだけ悪い小説ははじめてかも

 

鹿島田 真希『少年聖女』★★☆

水槽のあるゲイバー「Aqua」で、僕が出会った優利という美しい青年。ある日彼は、静かに語り始める。昔「Aqua」で働いていた男装した少女のことを。彼女はタマと名乗り、毎夜過激なショーを演じていたが、ある晩オーナー緑山の友人・武史にその正体を見破られてしまう。タマに一目惚れした武史は彼女を強く求め、のめり込んでいくのだが―チェルノブイリの事故で危機管理能力が壊れてしまったルームメイト・オリガと横暴な恋人・マサル、タマを虐待した“あの人”と彼女の恋人たち。タマと出会ったことで運命が変わっていく人々の話を聞いているうちに、いつしか僕もその運命の渦に巻き込まれていく。

 

少年聖女

 

ついていけないかな

本多 孝好『チェーン・ポイズン』★★★★

誰にも求められず、愛されず、歯車以下の会社での日々。簡単に想像できる定年までの生活は、絶望的な未来そのものだった。死への憧れを募らせる孤独な女性にかけられた、謎の人物からのささやき。「本当に死ぬ気なら、1年待ちませんか?1年頑張ったご褒美を差し上げます」それは決して悪い取り引きではないように思われた―。新境地を開いた驚愕のミステリー。

 

チェーンボイズン

 

引き込まれましたね