年末年始と何だかんだバタバタ出来た
出来た、と言われると何が嬉しいのかと言われるだろうが、今の私にとってやる事があるということはとても嬉しいことがある
そりゃなきゃあなきゃあで、自分で探せばいいものだが、そういうときに限ってやる事をふと忘れてしまい、何だかんだやって、あれ? 俺今日、何やってたんだろう、と思うのが常である
忙しいことは良い事である
しかし、忙しいことを見せられる事は辛いことである
目の前ではぁ、忙しい、と溜め息をつかれた日には、こちらも対抗してふぅと息を吹き返すしかないだろう
真ん中で竜巻なんかが出来るかもしれない
そんな年末年始のバタバタで一番はやはり映画出演だろう
出演と言う言い方をすると大げさではあるが、要はボランティアエキストラである
大阪の鶴橋にあるとある精肉店で、ブッチャーこと精肉店従業員役
男だろうと女だろうと、40cm鉈包丁でバッサバッサ切ってやりゃあ、と張り切って行ってみると、
結構使い込まれた白い長靴と丈合わずの白いエプロンを付けさせられ、自動スライサーで豚肉を綺麗均等に隅っこの方で捌いておりました
これから、かなり気温が下がると癒し系ボイスの森田美位子ちゃんが言っていたにもかかわらず、T シャツ、パーカーの2枚
終始ガッタガタ震えていました
しかし何とか昼すぎまでの撮影を乗り越えることが出来た
これもあの『息もできない』出演のキム・コッピさん、『cure』出演の中川安奈さん等大物女優さんが参加されていたからだ
中川安奈さんにいたっては、震える私に対して、「大丈夫?」と声をかけていただき、キム・コッピさんは日本語が少ししかわからないにもかかわらず、目が合うと、いつもニコッと笑ってくれた(あれ? ただの勘違いだろうか?)
撮影終了、これで私は解放されたわけだが、いや、ここですんなり帰るわけにはいかない! ここで帰っては、あの方にも会えない!
ということで、見学させてください! と大声は張ってはいないが、こっそりと頼み、まるで影のように撮影に参加することになるのだが……
続く(と書きながら、続かないことが多いが、ちゃんと今回は続ける)