資本金100万円の悲劇 | ガチャガチャを福岡と佐賀・大分の一部に無料で設置してるガチャガチャ修理屋BLOG(役立つ記事も公開中)

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商売やビジネスは、身の丈にあった規模でやる必要があるのが
鉄則です。
多少無理や背伸びすれば、それだけ早く成長できる場合もありますが
石の上にも3年で、ゆっくり着実に、ビジネスの芽を伸ばして
行く方が堅いと思います。

この記事を書こうと思ったのは、ここ最近、ニュースでも
取り上げられた倒産記事にある共通点があったからです。

●(株)アンフィニジャパン 倒産

●(株)リゴレ、元AKB48の篠田麻里子ブランド ricori 全店閉店・倒産

●讃岐うどんの老舗「麺工房 六車」が破産

この3つの特徴は、資本金が、どれも100万円にも
関わらず、このご時勢での経営のやり方に無理があった事です。



100万円を実際に得てみれば、分かりますが
例えば、車を1台買ったら終わりです。
意外と、100万円ぽっちでは、できる事って限られています。

小規模な物販を始めるなら、仕入れに10万円、小さな店舗を
借りるのに敷金など入れて月10万円(内装は自分でやる)としても
数ヶ月で資金が底を付きますが、上手く売れれば継続していける
くらいの資金です。


では、上にあげた3社を1つずつ、見ていきましょう。


やぎ座(株)アンフィニジャパンは、資本金100万円の会社で
イベント企画やコンサルティングのほか、ソフトウェア開発を
主業務とする会社でした。

ところが、音楽イベントの企画・チケット販売を手がけ始め
K-POP人気に目をつけ、韓国の人気グループKARAや超新星などが
参加を予定していたライブイベント
「K-POP IN 豊岡・神鍋高原」を主催。

9700人収容できる会場に対し、売れたのは450枚。

韓国のプロダクションへの支払やイベント開催費用を
チケット販売代から捻出する目論見が大きく狂ってしまい
資金が枯渇した。


やむなく同イベントの開催を中止。尚且つ、大幅な債務超過の
状態になってしまい事業継続が困難となった為、破産した。

破産申請の費用が捻出できず、(会社は閉鎖するにも、お金がかかります)
チケット代金の返還見通しもたっていないそうです。


やぎ座次は、(株)リゴレです。
こちらも、資本金100万円でファッションeコマース事業の会社でした。

元AKB48の篠田麻里子の 「ricori」ブランドの
営業権を譲り受けて設立。

監修・デザインは2013年7月にAKB48を卒業したタレントの
篠田麻里子氏が行い、製造は国内企業をはじめ中国、韓国などの
海外企業へ委託。

ファッションブランド「ricori」の企画・製造・販売を手がけました。

「ルミネエスト新宿店」を皮切りに、すぐ「HEP FIVE店」(大阪市北区)と
「心斎橋オーパ店」(大阪市中央区)を開設。

これだけでも、敷金が資本金と並ぶんじゃないか??と思う。
ここまで、展開せず、まずは店舗コストのかからない
インターネットだけでテストマーケティングして、売れ行きを
調べれば、いいものの、さらに、お金の使い方が分かっていないのか

「博多阪急店」(福岡市博多区)と立て続けに店舗をオープン。
もちろんインターネット販売も行い始めた。

この時点で、根拠データも無いのに第1期となる2014年3月期の
年売上高は8億円内外を目標としていたそうな。

篠田麻里子の知名度を武器に、各店舗オープンの際は
マスコミにも大きく取り上げられるなど話題を集めていたが
先行投資の負担のほか、高めの価格帯であることから
思うように売り上げは伸びず
、「心斎橋オーパ店」が
ついに「HEP FIVE店」と統合する形で閉店。

わずか1年半の出来事だった。

その後は資金ショートで営業を停止してしまった・・・あせる

面白いのは、篠田麻里子本人が閉店の情報を知らなかったようで
大変、驚いています・・・とコメントしている事。



やぎ座そして、(株)麺工房六車は、1926年(大正15年)創業し
2012年(平成24年)4月に法人改組した業歴80年を
超える老舗のうどん店だった。

人気メニューの「釜ぬきうどん」をはじめとした
素材や食感にこだわった各種うどんをメインに天ぷらや、おでんなどの
サイドメニューを充実させ、折からの讃岐うどんブームの
流れに乗って県外からの来店客も多かった。
また営業時間がお昼時の2時間程度しか開けないので
行列ができるお店になっていた。

インターネット通販への参入や2013年9月に
徳島県板野郡北島町に店舗を新設して業容の拡大を図っていた。



しかし、新規出店した同店舗の客足が伸び悩んだため
投資に見合う売り上げを確保できず、収益がひっ迫。

店舗開設資金などの借入金が重荷となる中、
店舗の閉鎖・売却を含めた合理化を進めていたが奏功せず、
ここにきて先行きの見通しが立たなくなった。
負債は約8000万円にもなる。

飲食店で重要なのは回転率です。1人あたりの客単価は
たかが知れているので、それを1店舗で席を何回転させるかが
売上げに繋がるのです。
わずか、昼時の2時間しか開けないお店なので1日の売上げなんて
すぐ天井になります。

仮に50席として、1時間で100人裁けるとしましょう。
(調理から配膳されて食べ終わるのを30分と計算)

1人の客単価を平均800円とします。

2時間なので、200人×800円=1日16万円
これが、最大収容時の売上げになるでしょう。

30日フル稼働で480万円。
新規店舗建設にかかった費用を2000万円とします。

これなら、現実的コストを除けば5ヶ月未満で
返せますね。

しかし、実際は人件費・光熱費・材料費などのコストが
かかりますね。
新規店舗の場所は、うどんの県「香川県」でなく
なぜか徳島県。

そして2時間しか開けない訳ですから、並びたくない人は
脱落します。なので、必ずしも毎日毎日フル稼動するとは
考えにくいです。


さらに気になる負債が8000万円とは、あまりに
負債額が資本に対して大きすぎます。

内需は、増税後も回復していません。
景気が回復しているのは、海外取引がある大手が
ほとんどで、一般企業は、恩恵を受けていません。

そうなると庶民にまで恩恵が及ぶのは、
まだまだまだ、かなり先の話なのです。
今、事業投資は、本当に博打です。

それを見事に主張しているのが、今回取り上げた
3つの会社でした。










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最後までお読みいただき、ありがとうございましたm(_ _)m
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