厳重注意(笑) | RENATA

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毎日のあれこれ

 

母とは幾つか約束事があります。

 

そのうち、わりあい重視しているのが

「屋上にはひとりでは上がらないこと」と

「玄関先のお花に水をやりにいくときは

私に声をかけてから行くこと」

 

玄関先は、声さえかけてくれれば

ひとりで行っていいことになっています。

屋上のような危険がないので。

 

でも・・

 

 

先日、何かの用事で1階におりたとき、

玄関の鍵が開いていました。

チェーンだけ掛かって、鍵が開いた状態。

 

母だ(笑)

 

 

上に戻って、母に聞いてみました。

「玄関の鍵が開いていたけれど、

下におりたんですか?」

 

 

「おりたけど、玄関の扉が開かなかった」

「花子に声をかけたけれど

聴こえなかったみたいだ」

 

 チーン チーン チーン

 

 

「声をかけたが聴こえない」という状態は

我が家ではごく日常のことです。

ここは外の音がとてもうるさいから。

 

部屋の傍まで行かないと

声は届きません。

 

だからそのために、

「呼び出しチャイム」を買ったのだし、

私の部屋は浴室の隣だから、

そこまで来て声をかけるとしても

そんなに大変な労働ではないはず。

 

 

このときは、私も

ちょっときつく言ってしまいました。

 

「必ず声をかけてください」

 

母は不満げでしたし、

ちょっと可哀そうかな・・とも思ったけれど、

でも、約束は約束です。

 

しかも、鍵が開いていたし(笑)

チェーンがかかっているとはいえ、

このとき私が階下におりなかったら

夜まで鍵が開いたままになったんです。

 

 ガーン ガーン ガーン

 

 

母には、歯医者さんのときなどは

留守番してもらっていますから、

そんなときに黙っておりたとしても

私は知らないままです。

 

そこはもう信じるしかないし、

そこも「絶対」とまでは

わざわざ言う気もありません。

 

黙っておりたならおりたとき。

もし何かあったらあったとき。

 

 

「厳格」と「鷹揚」のバランスは

私なりに、うまいこと(笑)

保っていかねばと思っています。