カレイドスタイルのリンタロウです。
制作も佳境に入って来ましたしライブも近いので、そろそろ機材の話でもしようかなという事で、本日はギターの音作りの話です。
常日頃、私は大きなホールでも、ライブハウスでも、リハスタでも、自宅でも同じ音でプレイしたいと思ってます。
それは、いつも同じコンディションを保つためにスポーツ選手が気を使っているようなことと一緒で、どんな環境でもいつもと同じ音がでれば、不安がなく安心してプレイが出来ます。
(私はライブの時はプレイに集中しません。演奏の方は曲が身体に染み込むまで馴染ませて、ライブの時は無意識に演奏出来るように心がけております。他のパートが鳴っていたら、何も考えなくても曲が出てくる感じです。ライブ中に意識するのはステージでの立ち居振る舞いであったり、メンバ同士やお客さんとのコミュニケーションだったりします)
どんな環境でも同じ音を出したいと思ったところで、ステージで使うような150Wのアンプは家でかき鳴らせないですよね?
しかし、工夫すれば、どのような環境でも自分の音でプレイできるのです。
その工夫の機材達を紹介したいと思います。
LINE6 VETTA II HDはLINE6のモデリングテクノロジーを駆使した72アンプモデルとエフェクターを搭載したデジタルモデリングギターアンプです。
…と書くとギターを弾かない人にはわけがわかりませんよね。
一言でいうと、MarshallとかFenderとかVoxとか色々なアンプをモノマネしてくれて、あたかも実機と同じような音を出してくれるアンプなのです。
しかもエフェクターを搭載しているので、ギタリストが足元にだーっと並べている、箱達はこのヘッドの中にバーチャルで収まっております。
いろんなアンプとエフェクターがこの1台の箱に入っているから、コレ1台で音作りが終わるという魔法のアンプです。
ちょいと昔の私はこのアンプヘッド1台で音を作っておりました。
ですが、毎度毎度のリハや家での練習でこの150Wのアンプを使用するのは、環境と釣合いが取れません。
ということで出てくるのが次に紹介するこれらです。
この可愛い赤い豆達がいい働きをしてくれるのです。
LINE6 POD X3はLINE6 VETTA IIに搭載されれいるモデリングアンプを全部搭載し、さらにベースアンプやマイクプリアンプのモデリングとしても使用できる機材です。
VETTA IIやPOD X3はMacに接続して音色の設定ファイルをエディットしたり、保存したり出来るのですが、POD X3はVETTA IIと一部互換性があるため、VETTA IIで作成した音がPOD X3で鳴らせます。
そのため、POD X3をリハスタに設置されているアンプへ接続すれば、VETTA IIで作ったいつもの音でプレイ可能になります。
なので、リハでは持ち運びが楽ちんなこの赤い豆くんを使用しております。
LINE6 Pocket POD はPOD X3よりも2世代前のPOD 2と同等の機能を誇るちっちゃな豆です。
ちっちゃくなったぶんアンプモデリング数が少なかったり、エフェクトの機能が落ちるのですが、POD X3やVETTAと同じモデリングアンプもあるので、普段からこれらの機材に共通で入っているモデリングを使用して音作りをしておけば、このちっちゃい豆でも自分の音が出せます。
リハスタのアンプに繋げばしっかりした音も出るし、iPodなどの音楽用のインプット端子もあるため、iPodを接続して楽屋などで本番前にセットリスト1回ぶんをイヤホンで聴きながら、最終確認ができます。
このちっちゃい豆は、旅行や遠くへのセッションへ行くときも欠かせない機材です。
旅行先の楽器店を覗いた時に、うっかりギターを購入してしまった時にはこのPocket PODに繋いで、早速宿泊先のホテルで一晩中ギターを弾けます。
電池で駆動するのもポイント高し!
LINE6 Gearbox PluginはUSBオーディオインターフェイスです。
このGearbox Pluginはただのオーディオインターフェイスではなく、の中にはPOD X3相当のアンプモデリングとエフェクタが入っているので、コンピュータでDAWを使用したレコーディングの際にダイレクトにいつも使用しているPODシリーズの音でレコーディング可能です。
私の場合はMacbook AirとこのGearbox Pluginがあれば音源制作が可能です。
というわけで、今日はどんな環境でも同じ音を出す話でした。
私はこれらの機材に支えられて演奏してます。
LINE6 さんの回し者じゃないけどね(笑)
(でもエンドースとかユーザ紹介の話が来たら喜んじゃうな)
ごきげんよう、リンタロウでした。