今回も趣味の話。
更にお茶の話。
以前、バンドマンの友人が「新たな趣味として紅茶を選んだのは良いが、何から飲んだら良いのかわからない」と申していた際にギターに喩えて説明したら、やたらわかりやすいと喜んでいたので、その会話をアレンジして紹介しようと思います。
(ギターをやらない人には逆にわかりづらくなるだけかもしれません)
【1. ギターを始める時に必要なもの→紅茶を始める時に必要なもの】
ギターを始めるにあたって、ギター本体だけでは音が出ません。
ギターアンプ、シールドケーブル、ピック、チューナー、エフェクター…が必要なように、紅茶を始めるにあたって必要なものがあります。
ギターが本体のみで音を作るにあらず、様々な要素で最終的な音になるように、紅茶も様々な要素が組み合わさり、最終的な味になります。
ギター本体
= 茶葉(これがないとはじまりません)
ギターアンプヘッド
= ティーポット(茶葉を入れお湯を注ぎ蒸らします。ギターでいうと音作り部分)
ギターアンプキャビネット
= カップ&ソーサー(お茶を注いで飲みます。ギターでいうと音の出る所)
(※ 上記2つが合わさったものをギターで言えばコンボアンプと言い、紅茶で言えば茶漉し付きマグカップと言います)
ピック
= ティースプーン(茶葉を3g~5g計れるもの)
チューナー
= 砂時計(3分計と5分計があると良いです)
エフェクター
= 砂糖、蜂蜜、ミルク(お好みで紅茶に加えます)
【2. ギターの形やピックアップによる音の違いを知ろう→まずは紅茶の種類を知ろう】
ギターを始めるにあたって、そのギターに搭載されているピックアップがシングルコイルなのか?ハムバッカーなのか?という問題は音作りに関わってきます。ストラトの音はレスポールでは出せませんし、レスポールの音はストラトでは出せません。
エレキギターにはストラト、レスポール、テレキャスと基本になる3大ギターがあるように、紅茶にも世界3大紅茶があります。
世界3大紅茶は、インド・ダージリン、スリランカ・ウバ、中国・キームンになります。
それぞれに個性がありまして、まずはこれらの特徴を押さえる事が、好みの紅茶を探す旅の準備になります。
馴染みの深いアッサムを加えて3大紅茶+αとして紹介いたします。
ストラト
= ダージリン(繊細な味わいはシングルコイルを搭載したストラトに通じるものがあります)
テレキャス
= ウバ(爽快なウバフレーバーはカッティング時の切れ味に通じるものがあります)
レスポール
= キームン(この個性的な香りはレスポールのトーンに通じるものがあります)
SSHやHSH配列のロック式ギター
= アッサム(ストレートで良し、ミルクティも良しのオールラウンダー)
【3. ブランドの違いを知ろう】
ギターのブランドにPhotogenic、Fender、Gibson、Paul Reed Smith…e.t.cがあり、それぞれのブランドイメージがあるように、紅茶にもブランドとそのブランドのイメージがあります。(※ ここらへんの話題は独断と偏見と冗談ですし、個人の好みもあるので、聞き流して下さい)
Photogenic
= 日東紅茶やリプトンのイエローラベル(安価なティーバッグのラインナップもあり、初心者でも手軽に手をだせる紅茶です)
FERNANDES、Ibanez
= TWININGS(本格的に茶葉で淹れるリーフティを始めるのであれば、まずは最初に手に入れるブランド。3大紅茶もラインナップに揃ってます)
Fender、Gibson、Rickenbacker、
= LUPICIA、FAUCHON、Harrods、DALLOYAU…e.t.c(基本にして永く付き合えるクオリティのお茶が揃ってます)
Paul Reed Smith、Zemaitis、
= Mariage Frères(つまり高級ブランド)
そして、ダージリンはマーカレッツホープやタルボなど茶園で選ぶものがありますが、ギターで言うと工房系のブランドに通じるものがありますね。
【4. 奏法いろいろ→淹れ方いろいろ】
ギターにも音を出すにあたり色々な奏法があるように、紅茶にも味を出すにあたり淹れ方のバリエーションがあります。
ピックを使ったピッキング
= ポットで淹れる(ポットにリーフを入れお湯を注ぎ蒸らします。一番スタンダードにて奥が深いです)
フィンガーピッキング
= 手鍋で淹れる(手鍋で沸騰させたお湯に茶葉を入れて抽出します。ロイヤルミルクティーを作るときや大人数ぶん作るときなどに使います)
タッピング
= ティーバッグで淹れる(手軽に淹れれるこの方法は、ピッキングなしで指板を叩くタッピングに通じるものがあります。タッピングではっきりした音を出すのが難しいように、ティーバッグでリーフティに迫る美味しい紅茶を淹れるのにもテクニックがいります)
カッティング
= アイスティー(爽やかなアイスティーは軽快なカッティングのよう)
ヘヴィーなリフは紅茶を濃い目に淹れることに通じますし…こう考えていくと、紅茶とギターは似ているのかもしれません。
…と、リンタロウの独断と偏見でギターと紅茶と無理やりこじつけて紹介してみましたが、いかがでしたか?
ギタリストの方々には紅茶の"いろは"が伝わったでしょうか?
ライブ間近なので告知~♪
ROSENGARTEN Act 1 ~Temptation Of Gothic~
会場 : LIVE GATE TOKYO @ EBISU
日時 : 2012.8.22 (水) 18:00開場 / 18:30開演
チケット : 前売¥2,000(ドリンク別 : 500円)当日¥2,500(ドリンク別 : 500円)
出演 : 夕潮, Rapunzel, Rabbit of Labyrinth, KALEIDOSTYLE, Aria Craft, der Rosenengel
KALEIDOSTYLEの出演は20:10頃になります。
KALEIDOSTYLEでの出演の他に、イベント主催のder Rosenengelのサポートで21:15頃にギターとドラムで出演いたします。
チケットの予約方法
下記の予約フォームから予約し、受付にて予約者名を告げて入場して下さい。
チケット予約 >> http://kaleidostyle.net/ticket/
ご予約はお忘れなく。
ギターと紅茶の架け橋を目指す、リンタロウでした。