将棋の「基本」とは(その10) | カクザンのブログ(岡山市の親子将棋教室)

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子どもたち、保護者の方に、将棋の楽しさ・魅力をお伝えします。次回教室は津山おもちゃ図書館特別イベントが9/1(日)、高島教室が9/1(日)の予定です。また表町商店街将棋イベントを10/19(土)に開催予定です。

これまでの議論を少し整理します。

 

将棋が「好きでない人」が将棋上達をするためには、「効率が良い」勉強法を取り入れる必要があります。その理由は、勉強に長時間かかるようだと途中で飽きてしまうからです。

 

しかし、将棋には「効率の良い勉強法」はそもそも存在しません。あるのは、「頭で理解する」→「体で覚えるまで練習する」この繰り返しを効率良く行う方法のみです。

 

しかし、そのことに気づくことができると、勉強方法はガラリと変わってくると思います。そして、そのことを理解している講師は、指導方法が変わってくるはずなのです。

 

さて、「頭で理解する」→「体で覚えるまで練習する」この繰り返しを効率良く行うにはどうすれば良いのでしょうか?

 

カクザンの答えは簡単です。「頭で理解する」の部分をできるだけ短くすることです。これは将棋教室では「講義」の部分に該当します。しかし、勘違いしてはいけないのは、講義を手抜きするということではありません。そうではなく、限られた時間内に何を勉強させるかという取捨選択が極めて重要になってくるということなのです。この時間の使い方は、将棋教室講師にとっては責任重大です。貴重な時間内で枝葉末節にこだわっている場合ではないのです。

 

生徒さんが「頭で理解する」ことができたら、すぐに「体で覚えるまで練習する」段階に移りましょう。これは将棋教室では実戦練習に該当します。大事なことは、「頭で理解」したことが、実戦で試せることです。そして、分からないなりに、応用できることです。

 

将棋というゲームは、どんなに初心者であっても、自力で指し手を決断していかなければならないのです。似たような局面は出現しても、全く同じ局面はまず現れません。そういう状況で、指し手を選んでいくには、「知識」(それも限られた知識です)をフル活用して、応用できる力が必要になります。

 

初心者が「応用」できる力を養うためには、「基礎問題」と「応用問題」のどちらが大事なのでしょうか?ココがこの問題の本質だとカクザンは考えています。

 

つづく・・・。

 

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