【再考】中学に「将棋部がない」という大問題(その7) | カクザンのブログ(岡山市の親子将棋教室)

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子どもたち、保護者の方に、将棋の楽しさ・魅力をお伝えします。次回教室は津山おもちゃ図書館将棋教室が6/15(土)、高島教室が6/16(日)の予定です。

「中学に『将棋部がない』という大問題」の具体的な解決方法を考えています。本日のテーマは「②生徒や保護者から将棋部設立の要望が無かった」です。

 

これについては、あくまでカクザンの推測であり、実際に要望があったのかどうかは分かりません。

 

仮に、要望があったからといって、すぐに「将棋部」が設立されるものなのかどうか?すぐに設立されない理由があるのであれば、その理由は何なのか?昨日の、指導できる先生がいないからなのか?予算がないからなのか?現場の先生方が要望に対応する余裕がないほど疲弊しきっているのか?そのあたりも分かりません。

 

しかし、生徒や保護者の立場に立って考えてみると、学校に対して、「将棋部」の設立を要望することは、心理的にも大きなハードルがあるように思います。まず、どの先生に要望すれば良いのかが分からないでしょうし、具体的な手続き方法も分からない状態からのスタートとなってしまうのではないでしょうか?恐らく、「部」設立のためのマニュアルのようなものは、ないのかもしれないですし、あっても、生徒や保護者に情報公開されていないのではないかと思います。このように、最初に、何かを設立しようとしたとき、その人は、とても大変な苦労をするものなのです。これが大きなハードルです。

 

公民館クラブ講座の設立でカクザンが体験したことを申し上げましょう。現在でこそ高島&操山教室で「将棋クラブ」の運営に関わっていますが、それまで、どうすれば公民館でそのような活動が可能になるのか、公民館クラブ講座が設立できるのか、そういった知識はカクザンにはありませんでした。そして、そうした情報は、けっして非公開ではないのですが、普通にインターネットで閲覧できるといったものではなかったのです。年1回の説明会に参加して、そこで初めて資料が渡される、そんな感じなのです。この年1回の機会を逃すと、次のチャンスは翌年になってしまうのです。これも結構高いハードルだと思いませんか?

 

みなさんはお近くの将棋教室が当たり前のようにあると思われるかもしれませんが、そこに将棋教室があるのは、その将棋教室を立ち上げた方がいらっしゃったということです。その方々は結構大変な手間や事務手続きを経て、ようやく将棋教室立ち上げに至っているはずです。そのことを理解しておくと、将棋教室の有り難さが少しはわかっていただけるのではないかと思います。

 

話がそれましたが、生徒や保護者が中学校側に要望することは、ハードルが高いとはいっても、将棋部設立では必須条件であろうと思われます。なぜなら、誰のための将棋部かを考えた時に、それはカクザンのためでも、日本将棋連盟のためでもないからです。それはその中学の生徒さんのための将棋部でなければ、大義名分もなにもありません。しかし、このハードルは結構高い。そこで、次回のテーマに続くことになります。

 

 

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