耳介血腫になって以降、イヤーガードを着用し、練習に励んでおりましたが
日によっては、頭のまわりをぐるっと一周「テーピング」を巻いて練習しておりました。
テーピングをはがすたびに、髪の毛が巻き込まれ、おでこの毛が抜けることも…。
そしてついに・・・
弱ったおでこの皮膚の部分に、発疹がでました。
最初は、トンズランス菌だろうと思い、手元にあった抗真菌薬入りの塗り薬を塗って
様子をみていましたが、改善が見られませんでした。
数日後、皮膚科を受診。
チーム内でトンズランス菌が流行っていることもあり、イトリゾールカプセルの服用を開始しました。
おでこの発疹には、細菌感染用の「バラマイシン(抗生物質の塗り薬)」を処方していただきました。
その翌日・・・
頭痛・悪寒・鼻水の症状がでて、38.5℃の高熱が2日ほど続きました。
口内炎が3個もできて、のどの痛みが出てきました。
おでこにあった発疹が、目の脇、鼻の脇、鼻の中、頬、口唇部に広がりました。
↓患部写真↓
広がってきた発疹が気になったので、皮膚科を受診。
(かかりつけの皮膚科さんは休診日だったので、しかたなく、別の病院(総合病院の皮膚科)に行きました。)
そこでの診断は【とびひ】
とびひ用の薬を処方していただきました。
帰りに、気管支喘息のお薬をもらおうと、かかりつけの小児科に立ち寄ったところ…
先生いわく「これは、ヘルペスだね。【カポジ水痘様発疹症】だよ。」と…
先生が見せてくださった皮膚の本に載っていた写真と、息子の発疹が一緒!
抗ウイルス薬の飲み薬と、ぬり薬を処方していただきました。
先生と薬剤師さんに相談し、結局、イトリゾールの服用をやめて
・とびひ用の薬
・ヘルペス用の薬
・気管支喘息用の薬
を、飲むことにしました。
レスリングチームの監督にも息子の発疹の写真を送ったところ、
「ヘルペス」とのお返事をいただきました。
翌日には、眼科に行き、目の周りに塗っても良い軟膏を処方していただきました。
アトピー性皮膚炎を持っている子がヘルペスになると【カポジ水痘様発疹症】になってしまうそうです。
高熱が出たり、鼻水が出たのも、カポジが発症したサインだったようです。
お熱がでた割には、ご機嫌が良かったので、風邪とは違うのかな?と感じていました。
口内炎が痛かったので、食欲は落ちましたが、
発疹に大きな痛みはなかったようです。
触ると、ヒリヒリするけれど、触らなければ大丈夫なようです。
カポジ水痘様発疹症は、【単純ヘルペスウイルスⅠ型】が、経皮感染したものです。
一度感染すると、一生、保菌者になってしまいます。
疲労がたまったり、ストレスがたまったりすると、再発します。
過度な減量や、試合前のハードなトレーニングで、今後発症する可能性がありますが、
発疹が出る前に、「顔がピリピリと熱く感じる」という予兆があるそうです。
この予兆から3~4時間以内に、抗ウイルス薬の飲み薬を飲むと、発疹が出ないそうです。
何度もヘルペスが再発するようであれば、処方薬を次回のために少し残しておいて、
ピリピリ感がでたら、まず服用し、それから病院に行って、お薬を処方してもらうと良いそうです。
ヘルペスは、成人の50%が感染している、よくあるウイルスではありますが、
角膜炎を起こすと、視力が低下したり、失明の危険があります。
脳症を起こすこともありますし、新生児に感染した場合は、死の危険もあります。
とびひと誤診されることが、多々あるようですので、ご注意ください。
適切な診断を受け、早期治療をしてください。
かさぶたになれば、他人への感染力は低下しますが、
かさぶた部分から、自分が細菌感染してしまうことがあるようなので、
かさぶたが消えるまでは練習は、他人と組まないようにしてください。
しっかし・・・
次から次へと、皮膚病やらケガやら・・・(;´д`)トホホ…
コンタクトスポーツの宿命ですね ウァ━。゚(p'Д`゚q)。━ン!!
ケガと病気との闘い・・・
膝や腰を痛めている子が多いので、よくストレッチやマッサージをして、
これ以上、身体に負担がかからないよう、努力してみます。
【追記】
抗ウイルス薬は5日分飲み切った数日後、ヘルペスが再発しました。
飲み薬で抑えられていただけで、治りきっていなかったのだと思われます。
耳たぶに2カ所赤い発疹、鼻の下に、水疱ができました。
前回、抗ウイルス薬を処方してくださった小児科に行きましたが、
保険の関係で、5日分までしか飲み薬は出せないので、あとは塗り薬だけで様子をみてくださいと言われてしまいました。
仕方なく・・・
以前、マット菌でお世話になった皮膚科を受診。
レスリングチームの先輩の名前を出し、
「その方がヘルペスになったとき、こちらでバルトレックスを処方していただいて、完治したとお聞きしたので受診しました!」と先生にお話したら、
バルトレックスを出してくださいました。
アラセナ-A軟膏という塗り薬も、かなり利きが良い感じです。
これできっと完治できる!!!
レスリングを通じて、皮膚病になったときや、ケガをしたときは、
【同じチームの先輩方が、どこの病院に通って、どのように治療したか】の情報がとても重要になってきます。
地元の病院は、地元の人たちが一番詳しいですものね^^
保護者同士の交流の大切さを再認識しました。
完治まであとわずか・・・。
頑張ります!