耳介血腫(餃子耳) | マット菌(トンズランス菌)にステロイドは使うな!

マット菌(トンズランス菌)にステロイドは使うな!

レスリングを習っている小学生の息子が、マット菌(トンズランス菌)に感染しました。
諸悪の根源は、皮膚科で処方されたステロイド薬でした。
治療経過や注意点を書いていきたいと思っています。

2016年5月・・・。

レスリングのスパーリング中に、耳をマットに打ち付け、圧迫されたため
今度は「耳介血腫(餃子耳)」になりました。




耳鼻科に行き、血を抜いてもらうようお願いしましたが、
お医者さんには、
ステロイド薬「リンデロン軟膏」を塗って、様子をみてください
と言われてしまい・・・。
納得がいかないまま、帰宅。

チームの方々に相談したところ
「血を抜いてもらって、患部を保冷剤で冷やしまくるように!」とアドバイスを受けたので
翌日、再度、耳鼻科を受診。

注射器で血を抜いてもらい、その後保冷剤で冷やすことに・・・。

ホームセンターでアイスベルトを購入

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これなら、ずれないし、冷たすぎないし、なかなか便利!
付属の保冷材は、カチカチには凍らないので、
「洋菓子を買うときに付いてくる保冷剤」を、冷凍庫で凍らして、アイスベルトに入れて使用しました。
耳に保冷剤がくるようにして巻くと、お風呂上がりのおねえちゃんみたいで、かわいい❤

しかし・・・
寝ている間には、保冷剤が解凍されてしまうため、完全に冷やすことができず・・・
翌日には、また耳に、血がたまってしまいました。

耳がわく→血を抜く→冷やす(効果なし)→血がたまる→血を抜く・・・の
負の連鎖に陥ってしまったため、
耳鼻科の先生の判断で「切開しましょう」ということになりました。

しかーーーーーーし

切開後も、やっぱり血がたまるんです。

切開した部分に、ガーゼをはさみ、
耳鼻科に行くたびに、麻酔をしないで患部をピンセットでペロッと開いて、血を抜きました。
あれは大人でも我慢できないんじゃないかな・・・というくらい激痛が走るようです。

何度も切開部分をピンセットで開きましたが、一向に回復の気配なし。






どうやら・・・



血を抜いた後、冷やして血を固めるのも方法ですが、
圧迫をすることもとても大切 だったようです。

ネットで検索してみたところ、整形外科で骨折をしたときに使う
 「シーネ」 が便利なことが判明。

参考ページ→ 耳介血腫の取り扱い






さっそく、アマゾンでお取り寄せw

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30cmくらいある長い状態で、箱に入っているので、適当な長さにカットして使います。
金属部分がかなり硬いので、キッチンばさみを使ってカットしました。






ガーゼをあてて、シーネで耳をはさんで、圧迫します。





洗濯バサミでも良いのではないか・・・と思い、耳鼻科の先生に聞いてみたところ、
洗濯バサミでは圧迫が強すぎて、耳が壊死してしまうそうです。
なので、洗濯バサミは使わないでください。

シーネが届くまで、自作のグッズを使用w




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【まとめ】

耳介血腫になったら、まずは保冷材で耳を冷やす。
レスリングの練習後、帰宅するまで、ずっと保冷剤をあてておく。
起きている間は、可能なかぎり冷やしておき、血を固めて、血がこれ以上たまるのを防ぐ。

翌日、耳鼻科に行き(皮膚科や整形外科でも対応しているかもしれないが、病院に電話で問い合わせをしてから受診したほうが良い。)、注射器で血を抜いてもらう。

抜いたあとは、すぐに指で患部を抑えておく(最低でも1時間くらいは圧迫が必要)。
シーネがあれば、シーネでずっと固定しておくとよい。
圧迫のしすぎは壊死の危険があるので、耳の様子を見ながら調整していくこと。

血がたまらなくなれば、シーネでの圧迫の必要はなくなる。
うちの子は、3日間、寝ているとき以外は、シーネで圧迫していました。



切開についてですが・・・。
切開しても意味がない気がしました。
傷ができるため、感染の危険もあるし、治りも悪いです。
できれば、切開はしないほうが良いと思いました。