えっ? なんで”気づき”のウォーキングなんですか | 覚技ワーク~注意の行き届いた自然体★新海正彦

覚技ワーク~注意の行き届いた自然体★新海正彦

覚技(かくぎ)とは、さまざまな心理療法に、武術や音楽やシャーマン的テクニックを取り入れた、こころとからだに目覚めをもたらすトレーニング・メソッドです。

覚技には「気づきのウォーキング」というワークがあって・・・
という話をすると、たまにこんな質問を受けます。

「なんでウォーキングに ”気づき” がついてるんですか?」

ウォーキングと気づき、
一見、関係なさそうに思われるかもしれません。

覚技では、
歩くことはボディーメンテナンスになるばかりでなく,
歩くことは「気づきにみちた日常にするためのムーブメントでもある」
と考えています。

それは人間をまるごと全体としてみる
「ホリスティックな考え方」
に基づいています。

肉体も内面も分けないトータルな一つの存在として人をとらえる。
肉体の状態は同時に内面の状態につながり、
内面の状態は同時に肉体の状態につながるという考えです。




いにしえの人はこれをしっかりわかっていたようで、
たとえばこんなことわざがあります。

「足が地につく」

行動や気持ちがしっかりしていて落ち着いている様子のことですね。
「現実をしっかり受け止めている姿」といってもいいかもしれません。

これは単なるたとえ話ではなく、
足が大地についたしっかりした足取りが
内面まで含めた人の在りようと深く関係して
いることをうまく現しています。
実に洞察に優れたことわざだと感心します。



また、すぐれた臨床家であるアレクサンダー・ローエンも、
グラウンディング(足が地につく)の重要性について触れ、
こんなことを言っています。

「人は大地と接触している程度にしか現実にふれていない」
大地と足との接触がしっかりできている人ほど、
現実もまた把握できているということですね。
シンプルだけど、実に的を射たことばです。

このように、
「地に足がついた状態」と内面は
密接なつながりを持っているんですね。



「気づきのウォーキング」 では、
地に足がしっかりついていて、しかも
しなやかで軽やかな歩き方ができるように
歩き方そのものを見直すさまざまな楽しいワークを行っています。

ウォーキングの変化がもたらすここちよい身体の状態と
「あれっ?」という繊細な気づき・・・

気づきのウォーキングでは、
からだにもこころにも、
こうした繊細な気づきが溢れるように
なることを目指しています。

それが結果として外見上も
凛とした歩く姿になっているなんて
すばらしいと思いませんか。


もしご興味がありましたら、
「気づきのウォーキング」6月のワークへぜひご参加くださいね。


※アレクサンダー・ローエン
「感情とは身体感覚である」というW・ライヒの考えを基盤に、
ボディーワークによってストレスを解放させようとする、
バイオエナジェティックスというセラピーの技法を開発しました。

メモ「気づきのウォーキング」ワークショップ詳細はこちら


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気づきとアウェアネスの技術~覚技ワークス主宰★新海正彦