最後に会った吉福さん | 覚技ワーク~注意の行き届いた自然体★新海正彦

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覚技(かくぎ)とは、さまざまな心理療法に、武術や音楽やシャーマン的テクニックを取り入れた、こころとからだに目覚めをもたらすトレーニング・メソッドです。

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Photo by M・Kawaguchi


4月上旬、衝撃的な知らせが舞い込んできました。

ぼくの師匠であり恩人である
吉福伸逸さんの具合が悪くなり、
末期がんと診断され余命三ヶ月だというのです。

ハワイに住む吉福さんに電話をしたら、本人いわく、
「そんなにもちそうもないな。もってあと一ヶ月だよ」
とのこと。

会いにいきたいと伝えると「おいでよ」といってくれました。
声を聴くかぎりではいつもの、よく響く力強い声です。



いそいで航空チケットの予約をしようと、
パスポートを出したら、、、、
なんと期限切れ。

情けないです。

パスポートの申請で、出発が一週間遅れましたが、、
パスポートを受け取ったその日にハワイへ発ちました。



ハワイに到着後はホノルル空港から
吉福さんの住むノースショアまで直行。


お家に着くと、
ベッドに寝ている吉福さんが
「よく来たねー」と笑顔で迎えてくれました。

結局、滞在期間中は
ずっと吉福さんのそばで過ごすことになったのですが、
からだの具合が一日のなかで波があるので、
具合がいいときにだけ小一時間、
一緒にすごすという感じでした。

死を目前に控えた人とどう過ごすのか?
迷ってしまうところですが、
吉福さんいわく、
「言葉なんてどうでもいい。一緒にいることが大事なんだよ」


だからぼくも残されたときをただ一緒にそばで過ごす気持ちで
数日間をすごしてきました。

結局、吉福さんはぼくが帰ってから3日後に亡くなってしまったのですが、
その数日間のなかで、記憶に残っている話がいくつもありました。

もう一度それらを自分でも思い出して反芻して、
次回それについて書こうと思います。

吉福さんってどんな人?⇒コチラ


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気づきとアウェアネスの技術~覚技ワークス主宰★新海正彦