昨日は台風が日本人の美意識にも影響がある、なんてお話を書きました。
あれ~?!なんか格調高くないっすか
いや、今回も格調高くまいります~^ ^;
「みずからと、おのずから」のお話はコチラ
ということで昨日の続きです。
鈴木大拙さんは、
(もう身近な気がして「さん」づけです^ ^/)
「西洋の自然観は、自然は他者。征服すべきもの、
という捉えかたをしている。
東洋の自然観は、自然にあがらわない、
共生的な生き方だ」
と「最も東洋的なるもの」の講話の中で言っています。
たとえば身近なところでは、からだも自然のものですから、
この文の「自然」を「からだ」に置き換えてみると、
「西洋ではからだは他者。東洋では共生するもの」
となります。
これって、東西の医学の違いにも表れていますよね。
とはいえ、僕たち現代日本人は、
かなり欧米化した生活になっているので、
こうすっきりと分けられなくなっています。
というか、ほぼ欧米化してます。
欧米か!(タカ&トシ)→ゴメンナサイ、フルクテ!!!
では本当にすっかり欧米化してしまったかというと
表面的には欧米化しているけれど
根本的なところでは、かなり東洋的に生きていると思うんです。
人間観とか死生観みたいなことになると、
いきなり東洋的、日本的な考えを基本として生きているように思います。
たとえば震災のように、生き方に関わる大変な出来事が起こると、
好き嫌いはおいておいて、「絆」ということがとても大切にされる、というように。
普段はあまり意識しないけど、
僕たちは「自然にあがらわない、共生的な生き方」という、
東洋的な自然観が底流にあるんだなあと思います。
動揺か!東洋か?!(タカ&トシ)→ゴメンナサイ!!
覚技ワークス主宰 新海正彦