虫の知らせって信じます? | 覚技ワーク~注意の行き届いた自然体★新海正彦

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覚技(かくぎ)とは、さまざまな心理療法に、武術や音楽やシャーマン的テクニックを取り入れた、こころとからだに目覚めをもたらすトレーニング・メソッドです。

秋ですねー。

赤トンボがたくさん!

すごい数です。

あたり一面にトンボ。


今日は赤トンボで思い出したことがあり、

「虫の知らせ」のことを書くことにします。



僕が23歳の頃の話。

僕の母は胸の病気をわずらっていました。

お医者さんに来診してもらいながら自宅療養を続けていたのですが、

お医者さんの勧めで入院することになりました。



入院してから数日後のことです。

実家の階段のところにどこから入ってきたのか、

数十匹の赤とんぼが所せましと飛んでいました。


トンボは空を飛んでいれば、のどかな景色ですが、

家の中でかたまって飛んでいるトンボはけっこう不気味でした^ ^;


たまたま家に来ていた親戚のおばさんがそれを見て、

「入院させなければよかったよ…」と無念そうにつぶやきました。


聞くと、「盆前のトンボは仏様のお迎え」なのだそうです。

昔からの言い伝えで、

「盆前の季節はずれに赤とんぼが家を飛んでいるとその家の人が亡くなる」

というのです。


しばらくして母の様態は急変し、

そのまま病院で亡くなってしまいました。


盆前のンボと母の死。

まさに虫の知らせでした。


季節はずれの赤トンボは後にも先にもあの時だけでしたし、

だいたい、あれだけのトンボがどうやって家に入ってきたのか。

それよりなにより、月島という緑も少ない土地柄で…。


こういう不思議な出来事ってあなたもありませんか?

世の中、考えると不思議なことだらけですね。



覚技ワークス主宰 新海正彦