新海老人のヨレヨレ物語「お話 その十壱」 | 覚技ワーク~注意の行き届いた自然体★新海正彦

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覚技(かくぎ)とは、さまざまな心理療法に、武術や音楽やシャーマン的テクニックを取り入れた、こころとからだに目覚めをもたらすトレーニング・メソッドです。

「お話その十壱」


前回は、からだとこころの関係について取り組み始めた、
というところのお話でした。

そこで出くわしたのが、
「人のことよりまずあんたのことだよ」
「え?!僕、ですか?!」
という衝撃的な事実!

今回はここからです。
(もう胸が痛い・・・)


自分を見つめるセラピーの中でも
僕にとって特に貴重な体験だったのが「教育セラピー」でした。

これは実際に自分もカウンセリングを受ける
クライアントになることで、自分について理解を深め、
またクライアントの気持ちも理解するようにするという一教程です。

この教育セラピーがきっかけで自分の中に変化が起こり始めました。
僕が受けたのは主にゲシュタルト・セラピー(心理療法の一分野)。
2年間で60セッションほど受けました。


すると、いや~まあ出てくる出てくる。
次から次へと自分の抱えていた問題が浮上してきます!! 

自分でうすうす感じていた自分の嫌な部分とか、
その存在に自分で気づきもしなかったダメなところとかに、
はたと気がついちゃったりして、もーお、大変!!

なにしろ自分はそこそこデキのいい人間だと、
なぜかそれまで思い込んでいたものですから、
その大きな勘違いに気づくまで他の人より
かなり時間がかかったと思います(トホッ)。


ともあれ、人は自分が問題を抱え込んでいて、
そんなもんポイッと手放せばいいのに
なぜかなかなか手放そうとしないんだって
ことがよーくわかりました。


特に僕は「古いものを大切にしましょう」という
折れない心を持っているんですね・・・(苦笑)。


心理療法の勉強過程で受けた自分自身のワークの中でもう一つ、
貴重なものとなっているのが、「グループセラピー」です。

これは自分が本格的に心理療法としてのボディワークを体験し、
身につけていくきっかけになったものです。

グループセラピーは、2泊3日のワークショップ形式のものを
50セッション(もっとかな?)は受けました。


ワークショップでは実にさまざまな手法、
多彩な角度から内面世界へアプローチしていくのですが、
そこでは自分の内面について深く気づくことが多く、
またファシリテーションとはどういうふうに行うものなのか
ということを肌で知ることができました。


また何よりこのグループセラピーでは、
体と心について多くの人たちの中で体験的に
学んでいくことができたということが、
その後の自分に大きな影響を与えました。


続きは「お話その十弐」へ。
いよいよ完結編です。

「シーズン2」はありません。
っていうか打ち切りです。

では、お・た・の・し・み・に!


覚技ワークス主宰 新海正彦