「頭すっきりウォーキング」でお散歩に出かけよう! | 覚技ワーク~注意の行き届いた自然体★新海正彦

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覚技(かくぎ)とは、さまざまな心理療法に、武術や音楽やシャーマン的テクニックを取り入れた、こころとからだに目覚めをもたらすトレーニング・メソッドです。

僕は考えが詰まると、メモ帳を持ってよく散歩をします。

ちょっと考えて答えがでればいいのですが、
考えが先に進まないときは机から離れてお散歩です。

するといいんですねー。
今まで思いつかなかったことを思いついたり、
考えが至らなかった盲点に気づいたり。

これ、もう何十年もやっている習慣なのですが、
自分なりにコツというか工夫をしてきたんですよ、エヘン。
そのコツをご紹介します。



考えが詰まったときのお散歩。
大事なのは歩き始めて最初の20分くらいは、
「気になっていること」を考えないようにするんです。

とはいっても、気になっていることなので
とうぜん頭をよぎります。

なので最初の20分くらいは、
からだでスムーズに動いていないところを意識したり、
足の振りが左右どうだろうとか、
からだ全体に注意を向けていくんです。

すると、気になっていることは頭をよぎりますが、
「そのことにドップリ感」は少し抜けます^ ^;



そうやって「気になっていること」を離れて、
だいたい20分くらい歩いていると、
考えるでもなくボーっとした感じになってきます。

この考えるでもなく・・・の感じになると
勝手に頭が働いている感じになるのです。
この状態は一所懸命考えてときと、ビミョーに違います。

僕たちはついつい、
「気になっていること」があるので考え始めてしまうのですが、
考え始めてしまうとドツボにはまってしまいます。

そんなときこそ、
「今は考えるのやめよう」とそこから離れるんです。
するとまたボーっとして感じになり、
勝手に頭が働いているようになります。


ようするに、
考えようとしないと、かえっていいアイデアが湧いてくる
ってことです。

今までとは別の視点で、
「気になっていること」が見えてきたりします。

机の前でウンウン唸っているよりより、
お部屋をグルグル動きまわってイライラしているより、
メモ帳を持ってパッと外へ出ちゃう!


お散歩コースはいつもの見慣れた景色かもしれませんが、
そのときの風やちょっとした季節の変化なども感じながら歩いているので
気分も部屋にいるときとは違ってきますよね。


お散歩の時間は、頭が勝手に働き始めたら後はお好きなだけ。
僕の場合は全部で最低40分以上は歩いています。

歩くだけでも気持ちが落ち着いて、
からだが活性化して心地よい疲労感があります。

そしてアイデアまででてくるなんて、
お散歩恐るべし。


こういうと大げさに聞こえるかもしれませんが
僕はこれのお陰で、今まで何度もあった窮地を乗り切ってこれたと思っています。
ほんとなんですよ!


まだまだ暑い日は続いていますが、
朝夕の風は心地よく感じられるようになって来ました。

頭すっきりウォーキングでお散歩に出かけましょう!


覚技ワークス主宰 新海正彦