
「ことばと身体性」についてのワークを行いました。
なにそれ?!って感じですよねー^ ^;
どういうことかというと、
声を出す時、声を出しているからだの側に
十分注意を向けてからことばを口にしてみると、
いつもと違う感じになるのですね。
例えば、考えただけのことばは
どうも口にしにくい傾向があったり、
すこし続けると体に合わない言葉は
なんだか思いつかなくなったり・・・。
また逆にからだに合った言葉の場合は、
しっかり気持ちが相手に伝わるんですね。
おもしろい発見の多い体験ワークでした。
当たり前ですが、僕たちが話すときは、
思ったこと、考えたことを口にしますから
ことばはアタマと直結しているイメージを持っています。
でも実は声にして伝えるときに使っているのは筋肉ですよね。
息の強さをコントロールする筋肉、喉の筋肉、
口まわりの筋肉・・・、それらの協働作業で声が出てます。
話をするということはからだを使っているんですね。
私たちは話をするとき、これだけからだを
使っているのに、話すときはほぼ内容の方に
フォーカスして、からだのことはおろそかになっています。
身体性をもっていることばというのは相手にしっかり伝わります。
ということで、
ワークショップでやったこととは違いますが、
自分一人でできる面白実験を二つ書いておきますね。
話をしている時に、自分の体がどんな筋肉を
使って動いているかを細かいところまで
注意しながらお話してみてください。
けっこういろいろ動いています。
また考えながら話しているときにも、自分の声を
しっかりモニターしながらお話しするんです。
この二つをやるだけでも、
思考の中に入り込み過ぎずにいられるので、
ことばが相手に伝わりやすくなります。
ぜひチャレンジしてみてくださいね ^ ^ /
覚技ワークス主宰 新海正彦