
僕の中では、春の訪れを知らせてくれる草花の中では、つくしんぼがダントツ、No.1です。
つくしんぼはしょうゆで煮て佃煮風にして食べるのが好みです。
はかまを取ってあく抜きをしてもまだ苦味が残りますが、この苦味が春っぽくてたまらない。
最近は自然のサイクルが徐々に乱れてきているのを感じますが、この時期に第一つくしんぼが発見できるのなら、自然のサイクルもまだ捨てたもんではないなと感無量です。
そんな春の兆しが見えるここ横須賀は、
心配を抱えながらも生活を取り戻そうと
活気が戻りつつあります。
避難していた友人やクライアントの方々も、
ぼちぼち戻って来ているようです。
でもその一方で、僕の母の実家の福島では原発の影響で深刻な
状況が続いていると知らされました。辛い話です。
被災地の多くは、地震から2週間近くたっていますが、
ますます状況が悪くなっているところもあり、胸が痛みます。
もう少しすれば、つくしんぼも北上して
被災地の方々の目にも触れるようになるでしょう。
願わくば、被災地の方々もその頃には
少しでも今より生きる希望が持てるように
なっていてくれますように。
覚技研究会 新海正彦