
春の訪を真っ先に知らせてくれる花の一つ。
周囲の草木にはまだ葉も茂らず彩が少ないこの季節だけに、この白い花がしなりと伸びてたくさん咲いている様は、とてもやさしく嬉しい気持ちにさせてくれます。
ユキヤナギといえば、小さな花を枝いっぱいつけて咲くところが特徴ですよね。
だからどうしても全体的な姿ばかりを見てしまいがちですが、
近づいてよーく見ると、一つ一つの花がとてもかわいく、きれいです。
たくさんあっても一つずつが少しずつ違っていて、見入ってしまいます。
今日は雨。
ユキヤナギの枝が、しずくでよけいにしなりとして見えます。
放射線がつい気になってしまいますが、
ここ神奈川の放射線の測定値は、普段の3倍。
ただしこれは普段から自然界にあるラドンを含んだ雨の影響で、
原発の影響ではなく通常通りだとか。
こんなふうに心配事や不安があったとしても、
そのことで目を曇らすことなく、
きれいなものをきれいと感じる気持ちを、しっかり保っていたいと強く思います。
覚技研究会 新海正彦