未練たっぷりの断捨離~涙の別れ | 覚技ワーク~注意の行き届いた自然体★新海正彦

覚技ワーク~注意の行き届いた自然体★新海正彦

覚技(かくぎ)とは、さまざまな心理療法に、武術や音楽やシャーマン的テクニックを取り入れた、こころとからだに目覚めをもたらすトレーニング・メソッドです。

20代の頃、観葉植物にはまっていた頃があって、
家のそこかしこにいろいろなプラントを置いていました。
取り寄せたりして、たしか、小さいものも含めて
100種類以上ありました。今から思うとオタクです(笑)。


あるとき、小さな観葉植物を入れて楽しむ、
ステンドグラス製の「テラリューム」というものを
街で見かけ、すっかり気に入ってしまいました。

こういうのがあったら楽しいなと考えていたら、
アイデアが次から次へと湧いてくるではありませんか。

じゃあ、自分で作ってみようと思い立ち、ステンドグラス作りの
プロに相談したところ、まず、カンタンな構造のものを作って、
手順と基礎的な技術を覚えたらいいとアドバイスされ、
しばらく工房へ通うことなりました。
けっこう自分のアイデア実現に入れ込んでいたのですね。


$心のクセに気づくための覚技研究会主宰★新海正彦-テラリュームそこで、見よう見まねで出来上がったのがこれ。

左が第一号で、右が第二号。

とここまで作って・・・、気づきました。

ステンド作りは向いていない・・。

基本的なことといわれたことでも注意点がいっぱい
あって、自宅に飾ろうと考えたアイデアは、イメージばかりが膨らんだものなので、
基礎さえおぼつかない僕の技術ではとても、不可能でした。

いわゆるアイデア倒れってやつです。

せっせと工房に通い、
せっかく自分で作った1号、2号。
けっこう愛着があります。
かわいいお気に入りとして部屋に飾っていました。


でも何度かの部屋の模様替えの末、
いつしか、物置にしまったままになりました。
それから数十年・・・。


きのう、眠ったままの1号2号に思わぬ朗報が!

長野に住む友人が、外にロウソクを入れて吊るす
ランタンのようなものを探していると言うではありませんか!

あります、あります。
家で1号2号たちが、
そんなあなたを待ってました!

よかったね、1号2号!

ということで、
いってらしゃい。
長野で、温かい光を灯すのですよ。


今日は当時のことを思い出しながら、
行き場所が決まった1号2号のすす払いをして、記念撮影。

未練たっぷりの「断捨離の儀」でした。


                   覚技研究会 新海正彦