日本が誇る天才学者の一人に南方熊楠(みなかた・くまぐす)という人物がいます。
熊楠は「歩くエンサイクロペディア(百科事典)」と呼ばれるほどのケタ外れの天才で、
博物学、民俗学、生物学などを研究していましたが、中でも粘菌(動物と植物の2つの
性質を併せ持つ菌類)の研究でよく知られています。
人間的には豪放磊落、自由闊達、天衣無縫といった四字熟語を
まさに絵に描いたような人だったようで、数え切れないほどの
面白エピソードを残しています。
ぜひ一度、彼の伝記を読まれることをお薦めしますが、
熊楠のそんなエピソードのひとつに幽霊使いの話があります。
33歳でイギリスから帰国した熊楠は、紀州に住んで粘菌研究に没頭。
熊野の山中で多くの新種を発見しましたが、
このときよく幽霊に新種の粘菌のある場所を教えてもらったのだそうです。
山の庵にこもっていると夜中にろくろ首が出てきて特定の場所を
教えてくれるのですが、果たして翌日その教えてくれた場所へ
行ってみると目指す新種の粘菌や稀少な植物があったといいます。
こんな話をすると当然、「また馬鹿なことを…」と他の科学者からは
失笑されてしまうわけですが、熊楠は意に介しません。
逆に、「科学で解明できないからといって、こうやって実際に
利用できる現象を否定して使わないというのはもったいないことである」
といった主旨のことを述べています。
この熊楠のように、幽霊や精霊など別世界の存在から現実世界で
直面している問題の答えをもらうという手法は、古くから世界各地の
シャーマンが行ってきたものですが、これと同じような手法を
実はわたし達も使うことができます。
「迷ったときのシャーマンワーク~別の世界から答えをもらう」は
まさにこの手法を体験し、日々の生活の中でいつでも使えるように
しようとするものです。
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ワークでは、まず子どもの遊び心を発揮して心身のリラックスをはかり、
その後で自分が解決したい問題をしっかり見つめて認識します。
そしてその問題を大切に抱えながら、静かに流れる太鼓の音に乗って
意識外の世界へ旅し、別の世界の存在と出会って、答えを持ち帰ります。
このワークではよく「え?」という、まったく予期せぬ意外な答えが
得られることがあります。
また参加者の多くが、自分自身の思わぬ一面、思わぬ感情、
まったく気づいていなかった本心などに気づいてハッとした、
そして楽になったという経験をされています。
もっとも面白いのは、たとえ異世界からもらった答えに対して
自分が懐疑的であったとしても、なぜか現実のほうが勝手に展開して
問題解決の方向へ向かっていったという、その後のエピソードが
数多く聞かれるところです。
「あれから変化が継続していて、その展開が意外で面白い」という
声がよく寄せられます。
その意味でこの覚技シャーマンワークは、ワークが終わった後の
生活の中で効いてくるワーク、ボディブローのように後効きするワーク
ということができるでしょう。
しかもこのワークは、一度体験すると次からは自分一人でも行うことも可能です。
「もし今あなたが何かに迷っていて、なかなか答えが出せずにいる、
動けずにいるというなら、ぜひ一度、あなたもこの「異世界体験」をしてみませんか?
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●迷ったときのシャーマンワーク~別の世界から答えをもらう
6/18(土)13:00~17:00東日本橋オープンセンス
5000円
内容:静かに流れる太鼓の音に乗って意識外の世界へ
旅し、答えを持ち帰ります。 →前回の参加者のご感想はこちら
