ファシリテーターのための場の力 ’11年6月4~5日 | 覚技ワーク~注意の行き届いた自然体★新海正彦

覚技ワーク~注意の行き届いた自然体★新海正彦

覚技(かくぎ)とは、さまざまな心理療法に、武術や音楽やシャーマン的テクニックを取り入れた、こころとからだに目覚めをもたらすトレーニング・メソッドです。

ファシリテーターのための場の力~2日間ワークショップ

「同床異夢(どうしょういむ)」という四字熟語があります。
同じ床(とこ)に枕を並べて寝ていても見ている夢はそれぞれ違う
ということから転じて、同じ立場にあり同じ目的に向かっている
人間同士であっても、違う考え方や思惑を持っているということを
示すたとえとなっています。

現実にわたし達はそんな同床異夢の状況を頻繁に体験します。
たとえば会社や組織といった大きなグループの中でも、
クラブや趣味の会といった小さな集まりの中でも、
商品の質を高めるとか、売上を伸ばすとか、活動内容を充実させる
といった共通利益のためにさまざまな話し合いを持ちますが、
オープンに具体的に話し合っていくとメンバー各人の方向性や
価値観がかなり違っていることが浮き彫りとなって、
議論が紛糾してしまうことがよくあります。


そんなときわたし達はどうしても互いの考え方の違いにばかり目が
いって、そもそもの共通した目的や理念を見失ってしまいがち
です。
そしてエスカレートすると皆が自分の主張ばかりを押し通そうと
躍起になり、最後には話し合いが決裂してしこりを残したりします。


そこでがぜん重要性を増すのがファシリテーターの存在です。
メンバーの異なる意見を十分に引き出しつつも、場がヒートアップ
し過ぎないよう自然の流れを創造し、意見を集約させていくことが
ファシリテーターに求められます。

ファシリテーターがこの役割を果たすには、
何よりまずファシリテーター自身が中立的で、
どっしり落ち着いて確かな存在感を示していなければなりません。

そうでないとファシリテーターはただの議事進行役になって、
話し合いは声の大きい人の意見に引っ張られ後味の悪い結果を
招いたりしてしまいます。

また当然ファシリテーター自身も人間で自分なりの好き嫌いを
もっていますから、つい感情的になってニュートラルな立場が維持できず、
誰かに肩入れした言動を取ってしまう可能性もあります。

ではファシリテーターはどうすれば確かな存在感を確立し
中立的視点を維持できるのでしょうか?

答えは自分の中にあります。

自分自身を詳細に見つめて理解することです。


覚技では「身体と感情と思考は一つ。自分は環境も含めて
存在している」と考えますが、
自分というものを注意深く観察し理解を深めていくと、
それはそのまま環境(周囲の人々や場)の理解や許容へとつながります。
その結果、人と強い絆を感じたり、外の世界との一体感を感じたり、
より広い注意力が発揮できたりするようになります。


そしてこの状態になるとわたし達は、どんな意見も善し悪しの判断なしに
素直に受け入れられるニュートラルな意識状態へと変わります。
さらに自分自身への集中力や存在感も同時に高まるので、
場を取りまとめる確かなリーダーシップを発揮することが可能となります。

「ファシリテーターのための場の力」ワークショップは、
そんな自分のポテンシャリティを高めていくための具体的かつ
実効性のある方法を身につけようとするものです。

もっとリーダーシップを発揮したい、いつも自分をしっかり
持っていられる意思の高い人になりたい・・・そんな方には
とくにお勧めのワークショップとなります。


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●ファシリテーターのための場の力~2日間ワークショップ
6/4(土)~5(日)10:00~17:00 東日本橋オープンセンス
25000円 昼食(オーガニック弁当+ドリンク付)

お申込みをいただいた方に、ご入金方法、アクセスなどについて
詳細をお知らせいたします。

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