その名も,「見えているものがスローモーションになる秘儀!」
ふふふ・・・
よく噴水や滝のように水がゆっくりとスローモーションで落ちていくシーンというのが、CMや映画でありますよね。
形を変え続け落ちてゆく水。ゆっくりとした時の流れ。
不思議な感覚にとらわれて、ついつい見入ってしまいます。

名づけるとするなら「一人マトリックス!」(笑)
一人マトリックスのやり方は簡単。
やりやすいのでまずは噴水なんかの水が上から落ちるところでチャレンジしてみましょう。
①落ちる水をぼーっと見る
②同時にすばやく小刻みに頭を左右に振る(カクカクカクカクって壊れた機械のように左右に振り続けてください)
それだけです。
するとしばらく後に、落ちる水がスローモーションに見えてきます。
いや、本当ですってば! 嘘じゃないって!
[Firework at Zushi]Photo by Shinkai
これはずいぶん前のこと、伊豆の修善寺温泉に行った時に旅館の近くに小さな滝があって、そこで発見した「小わざ」です。(啓示が降りたのか?!)
注意することは、とにかくリキまないこと。
頭を振る時はアゴのチカラを緩め、首の後ろのチカラも抜いておくこと。
力ずくで息を止めて無理やり頭を振らないでくださいね。(めまいがしますよ)
頭を振る速さや頭を振る大きさは自分で適当に調整してください。
話が飛ぶようですが、僕は20歳の頃にブルースハープ(ハーモニカ)にはまっていました。ブルースハープはトレモロのようにすばやく音を震わせたい時、ハモニカを固定して頭の方を振ります。だから僕も4拍とか6拍とか正確に振る練習を随分したものですが、よく考えたらそれがあってこの遊びを思いついたのかもしれません。
この一人マトリックスは、「人にどう見られようと気にならない」という、自意識をへらす課外トレーニングにもうってつけですから(笑)、ぜひ公園の噴水でチャレンジしてみてください。