影(シャドウ)に注目する、セルフ3D?! | 覚技ワーク~注意の行き届いた自然体★新海正彦

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覚技(かくぎ)とは、さまざまな心理療法に、武術や音楽やシャーマン的テクニックを取り入れた、こころとからだに目覚めをもたらすトレーニング・メソッドです。

僕は3D映画が好きです。3Dというだけでその映画が何でも見たくなってしまいます。
10年ほど前、新宿にできたIMAXシアターで初めて本格的な3Dを見たときは衝撃的でした。天才博士が出てくるやつだったかな。あれから10年・・。
「アバター」の3Dを見た後、
「おーっ!とうとうこういう時代が来た」と感慨無量でした。
立体的に見えるのは、理屈なしに楽しいのです。
3D映画ってこれからどんどん多くなると思いますが、3D効果ばかりに費用がかかって内容がつまらない・・・、なんてことになりませんように。


なぜ僕がこんなに3D映画が好きかというと、映画に限らず、いつも見ているものが、いつもと違って見えたり、新鮮に見えたりすることにとても興味をそそられるからです。
たとえば、日常生活の中でも3D効果を高める見方をよくやっています。
具体的にはこんな具合です。

$心のクセに気づくための覚技研究会主宰★新海正彦-熊本城の樹やり方は簡単。景色を見るとき、暗い影の部分をじ~っとしばらく見てるんです。
するとそのうち景色全体が立体的に浮かび上がって見えてくるようになるんですよ。
ふつう何かを見ようとするときには光の当たっているところを見ていると思いますが、
影の部分に注目する。できればボーっと、少し時間をとって見つめ続ける。

[Big tree Kumamoto]Photo by Shinkai

「3Dにするんだー!」と力まなくてOK。逆に力むとダメです。自然と3D映像になってくるのを待つ。
すると、ほら、風景がだんだん鮮明に!
これ、ほんとに面白いので一度試してみてくださいね。


写真も景色とまったく同じです。影の部分とか光の部分をじっと見ていると、2次元の写真がそのうち3次元に見えてくるから、あら不思議。
こちらは実際の風景を見るより3Dになるのに時間がかかりますが、これもお試しあれ。

この映像遊び、実は面白いだけの話ではないんです。
やってもらうとわかると思うのですが、微妙ですが、気持ちに変化が表れるんですよ。
静かな気持ちになる、という人もいます。緊張が緩むんですね。

見え方が変わるというのは、景色の見え方が変わるというだけの話ではないのです。
実は、考え方の視点も立体的になるきっかけになるんですよ。
ゲシュタルトセラピーでいう「図と地」の転換を日常で行うやり方なんです。図と地の転換、つまり関心事と背景の転換です。覚技では・・・
おっと、あまり難しいことはやめやめ。
今日は、影をみてボーっとして、まずは楽しんでみてください。

今週は「バイオハザードIV アフターライフ」見に行きたいなあ!
周りは「ベストキッドの方がいいのに!!」とうるさいのですが。

覚技研究会 新海正彦